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「このにおい、もしかして…」帰宅した夫が隠れてしていたこととは?

  • 2023.9.3
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私は元喫煙者で、夫は喫煙者です。子どもを授かったと同時に私たち夫婦は禁煙を始めました。当時、は一緒にたばこをやめてくれた夫。そのことに喜びを感じたのを今でも覚えています。ただ、そのままたばこをやめてくれるかな?と思ったのですが……。

ん? たばこのにおい…?

私はたばこをやめてから、たばこのにおいに敏感になるように。「副流煙で子どもの健康に影響が出るかもしれない!」と、私は日ごろから夫に言っており、夫は、子どもが生まれてからも禁煙を続けてくれていました。

しかしあるとき、夫が仕事から帰ってくるとなぜかたばこのにおいが……。私が問いただすと、職場に喫煙者がいるため、誘惑に負けてしまいたばこを再開したとのこと。

職場の人間関係もあるし、しょうがないと思った私は「子どもと長い時間を過ごす家にいるときや、休みの日は、たばこのにおいをまとってほしくないから吸わないでほしい」と伝えました。そのことを夫は了承してくれたのですが……。

なんだか怪しい…

そんな日々を過ごしていたある日。新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、夫は出勤できなくなりました。職場に行かなくなったため、夫はたばこを吸うこともなく過ごしており「もしかしたら、このまま禁煙できるんじゃない?」と、私は思っていました。

そんなとき、「体がなまるから散歩に行く」と、ひとりでぶらりと夫は毎日出かけるようになったのです。そして帰ってくると夫の体からたばこのにおいが……。

私が指摘すると「通りすがりの人がたばこを吸っていた」とか「気のせいじゃない?」と、夫は口にして……。

事実を知って

しかし、どう考えても「夫から」たばこのにおいが夫からするうえに、通りすがりの人が吸うたばこの煙程度で、夫の着ていた服やコートににおいがつくとは考えられません。

私は真顔で「嘘つきはきらい」と夫に改めて問いただすと、「吸ってきた」と白状。私は嘘をつかれてしまったことが何よりのショックで「嘘つき!」と号泣してしまったのでした。そんな私に夫はただひたすら平謝り。その日から、本当に夫は休みの日にたばこを吸わなくなりました。

夫が禁煙できなかったことに対してではなく、「隠れてたばこを吸っていたこと」「嘘をつき続けていたこと」に私は怒りを感じました。外出自粛期間で家族以外とコミュニケーションが取れず、気持ちが閉鎖的になっていたことも、私自身、取り乱してしまった原因のひとつだと思います。

取り乱した私を見た夫は「家で吸うことは二度としない」「嘘は今後つかない」と誓ってくれたのでした。今の私たち夫婦は「お互いに嘘はつかない」をモットーに生活しています。

著者/花山花子

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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