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「秋の果物」は何?主な栄養素やおすすめレシピ22選も一挙にご紹介

  • 2023.9.3

秋は果物の季節と言ってもいいほど、多くのフルーツが旬を迎えます。「食欲の秋」を満たすためにも、デザートとして味わいたいですね。さて、秋が食べごろの果物はどのくらいあるのでしょうか。

今回は、秋の果物の解説のほか、ブドウ、イチジク、梨、桃、柿を使った絶品レシピをそれぞれご紹介します。旬のフルーツを使った美味しいデザートを味わって、心身ともに満たされるひとときを過ごしましょう。

■秋の果物とは?

秋が旬のフルーツと聞いて、何が思い浮かびますか? 下記が秋を代表する果物になります。各果物の栄養素もあわせてチェックしてみてくださいね。

ぶどう

子どもから大人まで大好きなぶどうは、8~10月が食べごろ。品種が多く、見た目や風味が異なるのがポイントです。ミネラル類・食物繊維・ポリフェノールなどが豊富で、アンチエイジングや腸内環境を整える効果も期待できます。

イチジク

みずみずしく、やさしい甘さと酸味が特徴のイチジクは、6~10月に旬を迎えます。カリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラル類がバランス良く含まれているほか、たんぱく質分解酵素の一種「フィシン」も。この栄養素は体内でたんぱく質の分解をサポートしてくれます。

シャキシャキした食感と甘い香りが魅力の梨は、8~10月が旬。水分が多く、低カロリーなだけでなく、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸、クエン酸、リンゴ酸といった有機酸が含まれていて、疲労回復の効果が期待できます。

ザクロ

甘みが強く、ほど良い酸味があるザクロは、8〜11月が食べごろです。ビタミン類やカリウム、亜鉛を豊富に含んでいます。なかでもカリウムは体内の余分な塩分を排出する働きがあります。

甘く濃厚な味わいで、豊かな香りがたまらない桃は、5〜11月に旬を迎えます。ナイアシンやビタミンC・E、カリウム、食物繊維といった栄養素を含み、美肌効果をはじめ、コレステロール値を低下させたり、抗酸化作用を高める働きも。

酸味がほとんどなく、甘すぎず爽やかな風味が特徴の柿は、8~12月が旬の時期です。ビタミンCやβカロチン、カリウム、食物繊維などを含み、老化防止や美肌、免疫力を高める働きが期待できます。

そのほか、キウイ(旬の時期:9~12月)、りんご(旬の時期:8~11月)、温州ミカン(旬の時期:9~2月)も秋が旬の果物だと言えるでしょう。

▼超簡単&美味しいりんごケーキの作り方はこちら

■ほど良い酸味がアクセント【ぶどう】を使ったレシピ4選

・ブドウのグラニテ

ぶどうの果肉だけでなく、皮も利用する無駄のないエコレシピ。皮は色出しに使って涼しげにアレンジします。仕上げに、巨峰の果肉と、あればセルフィーユを飾りましょう。甘酸っぱいぶどう尽くしの一品をぜひお楽しみください。

・ブドウのマリネ

皮をむいたぶどうに白ワインとグラニュー糖をからめれば完成です。こちらでは白ワインを使っていますが、お好みのリキュールを加えても◎。ひんやり美味しいぶどうがやみつきになりますよ。ワインやシャンパンとの相性も抜群です。

・ブドウの和風パフェ

ぶどう×わらび餅の意外なコンビネーションが魅力のパフェ。バニラアイスとゆで小豆ものせて、風味豊かに仕上げます。きな粉を振っても良さそうですね。ぶどうを使った和風スイーツに挑戦したくなったら、お試しを。

・ショートケーキ

旬の巨峰とマスカットをたっぷり使うリッチ感あふれるショートケーキ。ふわふわのスポンジケーキとまろやかな生クリームに、2種類のぶどうが見事にマッチします。ケーキの中にもぶどうが入っていて、食べ応えも十分! おもてなしスイーツとしても大活躍しそうです。

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■ぜひ試したい【イチジク】を使ったレシピ4選

・イチジクポンチ

旬のイチジクを使う贅沢ポンチ。イチジクとアロエは好相性だと実感できますよ。それぞれの食感が楽しく、あっという間に完食してしまいそうです。イチジクがない場合は、リンゴや洋梨で作るのもアリ。

・イチジクのミニタルト

さっぱりとしたチーズクリームにやさしい甘みのイチジクをのせた、かわいらしいデザートです。クリームチーズにハチミツとプレーンヨーグルトを加えるのがポイント。しっとりとした食感で、見た目もかわいらしく、パティシエ級の仕上がりに。

・イチジクヨーグルト

イチジクをくし切りにして皮をむき、器に盛った後、プレーンヨーグルトを添え、メープルシロップをかければ出来上がり。メープルシロップのほど良い甘さがアクセントになった、爽やかな味わいで、朝食にも最適です。

・イチジクのグラタン

ワイン香るちょっぴり大人なフルーツグラタンです。シンプルな一品ですが、たっぷりのイチジクを使っているのが特徴。作り方はとっても簡単で、初心者でも失敗しません。イチジクをとことん味わいたいときに作りたいですね。

■やさしい甘さが魅力【梨】を使ったレシピ4選

・梨のシャーベット

上品な味わいのシャーベットを自宅で作ってみませんか? 梨の大量消費にもおすすめです。美味しさの秘訣は梅酒。梨の甘みを引き立ててくれます。梨のシャキシャキとした食感もたまりません。食後のお口直しにどうぞ。

・梨のコンポート

ヨーロッパの伝統的な果物の保存法である「コンポート」。こちらでは、グラニュー糖、ハチミツ、レモン汁、バニラビーンズ、白ワインを使って梨を煮込みます。余ったシロップは寒天で固めたり、紅茶に入れてもOK。コンポートは冷蔵庫で3〜5日保存可能です。

・栄養たっぷり! 梨のパイ 冷凍パイシートで簡単

みずみずしい梨をパイにした一品です。冷凍パイシートを使うため、手間いらず。冷凍パイシートに梨のソテーをのせてオーブンで焼くだけです。サクサクのパイとほど良い甘さの梨がベストマッチ。お好みでアイスを添えても良さそうです。

・水きりヨーグルトの梨ソースがけ

梨をすりおろしてソースに! プレーンヨーグルトの水切りは前日にしておくと便利です。梨のソースにはお好みのリキュールを加えてくださいね。想像よりも濃厚な味わいで、大満足できますよ。洋食だけでなく、和食のデザートとしても活躍してくれそうです。

■リピートしたくなる【桃】を使ったレシピ5選

・焼き桃アイス

表面をカリッと焼いた桃に冷たいアイスクリームを組み合わせる新感覚デザート。一口頬張ると、桃の甘みがジュワッと広がります。まるでレストランのような味に驚くはず。桃はガスバーナーがない場合は、トースターで焼いてください。

・ちょっぴりオトナな桃のふるふるムース

甘い桃を使うふるふるな食感のムースです。白ワイン香る、少し大人な味わいが魅力。桃尽くしのデザートで満足度高めです。淡いピンク色の見た目もキュート。やや手間がかかるため、週末に作るのがおすすめです。

・ミルクプリン桃ソースがけ

桃を丸ごと1個使ったソースをかけていただくミルクプリン。桃ソースにレモン汁を加えるのがコツです。桃の甘みを引き立ててくれます。リッチ感のあるまろやかな味わいで、何度も食べたくなりそうです。やや傷み始めた桃を使っても◎。

・かわいい! 華やか桃のヨーグルトムースケーキ

スポンジ生地とヨーグルトムースの土台に桃のデコレーションを施す、ゴージャスなケーキです。市販のスポンジケーキを使うため、時短が叶います。難しそうに思えるかもしれませんが、意外と簡単です。薄くスライスした白桃をムースの上に外側から放射状に並べれば、花のようなかわいい一品に仕上がります。

・自然の甘みを味わう! 桃のデザートスープ

桃をスープに!? 驚くかもしれませんが、これが美味しいんです。桃とヨーグルトをスープにするので、自然な甘さでくどくありません。ピーチリキュールを加えるのがポイントです。そうすることで、桃の甘い香りがふわりと漂います。興味を引かれたら、ぜひトライしてみてくださいね。

▼桃のレシピや、簡単な剥き方、栄養はこちら

■レパートリーが広がる【柿】を使ったレシピ5選

・柿のバルサミコソース

酸味と甘みがあるバルサミコ酢にハチミツを加えて煮て、フレッシュな柿に回しかけるだけのシンプルなデザート。バルサミコ酢の酸味が柿の甘みを引き出します。10分で作れるので、柿に少しだけアレンジを加えたいときにも最適です。

・柿のリコッタチーズ和え

クリーミーなチーズで柿をからめます。ハチミツをプラスするため、ほど良い甘さで食べやすいです。口の中がさっぱりとしますよ。パスタなど洋食の献立に合わせるのもいいでしょう。甘いのが好きな方は、ハチミツの量を増やしてくださいね。

・柿スープのお汁粉

和スイーツが食べたくなったら、こちらのレシピがイチオシ。いつもと違った柿の美味しさを堪能できますよ。熟れて柔らかくなった柿を使うと、なお良いです。仕上げに、白玉団子を入れ、ゆで小豆をのせてから召し上がれ。

・柿のフリット

柿に衣をつけて焼き上げるアイデアレシピです。サクッとした衣とほど良い甘みの柿は相性抜群。子どものおやつとしても喜ばれそうです。余った柿の消費にも役立ちます。柿スイーツレシピのレパートリーが広がりそうです。

・柿のパウンドケーキ

完熟した柿を使って作りたいパウンドケーキです。フワッとした生地に柿の風味がアクセント。オーブンで焼く際、表面が焦げそうになったら、アルミホイルをかけましょう。生クリームやアイスクリームを添えても美味です。

秋のフルーツはデザートとしてそのまま食べても十分美味しいです。しかし、ちょっと工夫を加えることで、食べ応えのあるデザートに。おもてなしにピッタリなデザートも多数なので、ぜひ今回、ご紹介したレシピを参考にしてみてくださいね。旬の味覚を思う存分、堪能しましょう。

(木下あやみ)

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