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「当たり前じゃないんだ…」大地震を経験したママが学んだ意外なこととは<震災体験談>

  • 2024.6.10

平成23年3月11日、誰もがかつて経験したことのない大地震が起こりました。主人公は、まるで日本が終焉を迎えたかのような景色を目の当たりにすることに。次第にスーパーやガソリンスタンドは人でごった返し、人間関係は荒んでいきます。そんな中、普段は口数も少ない隣に住むおじさんが煮物を分けてくれ「大変だけど…頑張ろう」と声をかけてくれたのでした。

全員が大変な場面で非情に振る舞う人もいれば、隣のおじさんのように気にかけてくれる人もいることを知った主人公。非常時では、人の本質も垣間見えます。

そして、震災から9日後…

インフラや都市機能が回復する目途も立たず、精神的に不安な日々を過ごす主人公。

さらに電力供給を安定させるための計画停電も始まりました。いつ電気が止まるかわからない状態なので、入浴や食事も一苦労……。

これまで当たり前だと思っていた生活が一転し、主人公は改めてライフラインの重要性に気付くのでした。

ライフラインが復旧しない中で食糧や日用品などの生活必需品が手に入らない生活は、とてつもない恐怖だったのではないでしょうか。

「いつまでこんな生活が続くのか……」「次に余震が来たら……」など、不安や心配事は絶えなかったはずです。

主人公が感じたように、当たり前の日常は本来貴重でかけがえのないもの。

スイッチを押せば電気が点く、蛇口をひねれば水が出るという技術が進歩した生活の中では、失ってからでないとそのありがたさに気付けないことも多いでしょう。


こういった災害には日頃から備えておくとともに、改めて身の回りの環境やいつも自分を支えてくれている人などに感謝しながら日々生活を送っていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター コメダ

ベビーカレンダー編集部

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