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「ありえない」「それ友達?」同僚に指摘されて気づいた友人の非常識

  • 2023.9.3

大学時代の友人2人と旅行へ行ったすみれ。旅行は楽しく終えたものの、友人たちにはモヤモヤとさせられるできごとがいくつもありました。数週間後、同僚と旅行へ出かけたすみれ。同僚は目的地までの道のりを調べて、助手席で地図を見て案内もしてくれました。運転手を思いやるその気持ちがうれしかったすみれ。さらに驚くことが帰りのガソリンスタンドで起こることに…。人間まおさんによる『ガソリン代どうする?』ダイジェスト版でご覧ください。

運転手の大変さ、言わずに我慢していた

主人公・すみれは友人との旅行でいつも運転手を引き受けています。運転も車の準備も大変ですが、友人たちは車内で寝て過ごし、ガソリン代も折半です。なんとなくモヤモヤすることはあるものの、その場の雰囲気を悪くするのがイヤで、すみれは何も言わずにいました。

しかし、その価値観を変えるできごとが起きるのです。

価値観の違いに驚いた、同僚との旅行

友人たちと旅行へ行った数週間後、同僚と旅行をすることになったすみれ。同僚たちは車へ乗るなり感謝を伝え、自分で調べてきた目的地までの道のりを出してきます。地図を見るよと言ってくれたり、音楽もすみれが好きなものを流してと控えめながらもしっかりとサポートをしてくれたのでした。

楽しければいい、気を使われるのは苦手と思っていたすみれでしたが、同僚の配慮には心を打たれたようですね。運転手の役割はとても大きく責任のあるものです。同乗者はただ乗るだけではなく、運転をサポートする役割がありますよね。

「ガソリン代は2人で払う」と言う同僚

旅行の帰り道、ガソリンスタンドへ寄ると同僚は「うちらで払うから」と言い、手土産までくれました。想像もしていなかった言葉にすみれは戸惑います。「運転してくれただけで十分」という同僚の言葉は本当にその通りだなと思います。

運転してくれる人がいなければそもそも成り立たない旅行だってありますし、みんなの命を預かるとても大事な役割ですよね。事故なく楽しく旅行を終えられたのは運転手がいたからとも言えます。

これが当たり前だったなんて…

「もらいすぎだよ」と言うすみれに対し、同僚は「普通でしょ」と言います。何もしてくれない友人たちとの旅行しか知らないすみれにとっては同僚の気づかいや優しさ、何もかもが新鮮だったでしょうね。友人との旅行の話をすると同僚は非常識だと言い、かなり驚いた様子です。

友人との旅行も同僚との旅行もどちらも楽しい旅行だったとは思います。しかし、モヤモヤを我慢し言いたいことも言えない旅行というのは本当に楽しかったのか疑問が残りますよね。すみれは同僚との旅行を経験し、考えるところがあったのではないでしょうか。

同僚と友人、それぞれと過ごすすみれの様子から、自分の価値観についても見直したくなる作品です。

著者:こびと

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