「私ってダメかも...」と落ち込む人に試してほしい、「脳内ひとりごと」の効用

忙しい日々の中で余裕がなくなり、ちょっとしたことでもイライラ・クヨクヨしてしまう......。そんな方にオススメなのが、「脳内ひとりごと」で自分をコントロールすることだ。

人は毎日、何万回も無意識に自分との会話を脳内で行っている。それらをポジティブに変えてみるのだ。

2023年8月30日『一瞬で気持ちを切り替える脳内ひとりごと』（三笠書房）が発売された。

本書では、上級心理カウンセラー、行動心理士、グリーフ専門士である著者の吉村園子さんが、日々をポジティブに変えていくためのコツを紹介していく。

吉村さんは、自分をコントロールするために、無意識のひとりごとを変えていくことを提案する。

例えば、「いちいち口ださないでよ！」とイラついてしまう時も、あえて「そういう考え方か。引き出しが増えたな。」と脳内で唱えていく。ワンフレーズでも良いので、前向きな声掛けを習慣にすると、ストレスや不安に対処できるという。

他にも次のような変換ができる。

◎「私ってダメだな......」
→「具体的に何がダメだろう?」

◎「本当にこれでよかったのかな」
→「こっちの選択でよかったことは何？」

◎「頑張っているのに、人に伝わらない」
→「自分を遠くから見てみよう」

日常の悩みも、自分自身が前向きに成長できるように捉えていきたい。言葉にすることで、ネガティブな気持ちから前向きな気持ちへとスイッチを切り替えることができそうだ。最近がんばりすぎていると感じている方に、試してみてほしい。

■吉村園子さんプロフィール
よしむら・そのこ／上級心理カウンセラー・行動心理士・グリーフ専門士。米国NLP協会認定NLPプラクティショナー。 マインドフルネスダイエットインストラクター。心理学の学校Tree講師。心理カウンセラーとして、医療従事者を中心とした心理学講座ではのべ400人以上を指導。他にもコミュニケーション、ストレスケア、アドラー心理学勇気づけ講座等を約120回開催。独自のカウンセリングメソッドを活かし、「上からでも下からでもなく、横からそっと心に寄り添う」をモットーに精力的に活動を行なっている。著書に『40年間おデブだった私がリバウンドなくスッキリ13kgやせた! ! マインドフルネスダイエット』（主婦の友社）がある。