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女性に大人気!恋愛成就パワースポット「東京のお伊勢さま」 東京大神宮―東京神社案内【18】

  • 2023.9.2

東京都には約2,000社の神社があると言われています。初詣や祈願成就で参拝したり、散歩がてらに立ち寄ったりと神社に行く機会は何かと多いのでは。そこで本シリーズでは、写真家の石津祐介さんが神社の見どころや土地とのつながり、オススメの授与品を紹介し、神職の方からお話を伺います。第18回は「東京大神宮」です。

「東京のお伊勢さま」東京大神宮(画像:石津祐介)

●東京のお伊勢さま

東京都心に鎮座する東京大神宮は「東京のお伊勢さま」として親しまれ、近年では縁結びのご利益を求めて、参拝者が多く訪れる神社としても知られています。今回は、禰宜の唐松義行さんに神社を案内していただきました。

「東京大神宮は、東京でもお伊勢参りが出来るようにと、伊勢神宮の遙拝殿(ようはいでん=離れた場所から参拝するための場所)として明治13年に日比谷に創建されました。当初は日比谷大神宮と称されていましたが、関東大震災後に現在の地に移り飯田橋大神宮と呼ばれ、戦後に社名を東京大神宮と改めました」(唐松さん)

社殿は伊勢神宮の流れをくむ神明造(画像:石津祐介)

●縁結びと神前結婚式

東京大神宮では、伊勢神宮の内宮に祀られる「天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)」と、外宮に祀られている「豊受大神(とようけのおおかみ)」、さらに「倭比賣命(やまとひめのみこと)」をお祀りしています。

また日本神話において最初に登場する「造化の三神(ぞうかのさんしん)」という「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」「高御産巣日神(たかみむすびのかみ)」「神産巣日神(かみむすびのかみ)」の三柱もお祀りされています。

「『結び』の働きを司る神さまが一緒に祀られていることから良縁を求める参拝者も多く、今では一般的に行われている神前結婚式が明治34年に当社で創始されたことから、縁結びの神社として広く知れ渡るようになりました」(唐松さん)

全国から多くの参拝者が訪れる境内(画像:石津祐介)

●境内社とご神木

境内には稲富稲荷神社があり、また神門などに施されたハート形に見える装飾「猪目(いのめ)」やご神木の画像を待ち受け画面にすると願いが叶うとSNSなどで話題になっています。

「稲荷神社は日比谷大神宮の頃から境内にあり、広く崇敬されていました。芸能にゆかりのある神社なので、芸事を志す方の参拝も多くあります。猪目とご神木については、いつの頃からか口コミで広まった話で、スマートフォンで撮影される方を多くお見受けします」(唐松さん)

境内社の稲富稲荷神社(画像:石津祐介)
ハートに見える神門扉の「猪目(いのめ)」紋様(画像:石津祐介)
待ち受けにすると願いが叶うと話題のご神木(画像:石津祐介)

●人気の授与品や御朱印をいただこう

「縁結び鈴蘭守」は、幸福が訪れるという花言葉を持つスズランの花をかたどったお守りで、数ある縁結びのお守りの中でも人気があります。

御朱印帳のデザインは蝶・桜・うぐいすの3種類があります。

人気の「縁結び鈴蘭守」(画像:石津祐介)
御朱印と蝶の御朱印帳(画像:石津祐介)
今回、神社を案内していただいた禰宜の唐松義行さん「感謝の気持ちを忘れずに、ご参拝ください」(画像:石津祐介)

■東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)住所:東京都千代田区富士見2-4-1TEL:03-3262-3566参拝時間:6:00~21:00授与時間:8:00〜19:00御朱印受付:9:00〜17:00ご祈祷受付:9:00〜16:30アクセス:JR中央線・総武線、都営大江戸線、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線「飯田橋駅」より徒歩5分

石津祐介

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