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「ひどい…」地震で変り果てた光景。余裕をなくした人々…心が折れかけるもまさかの<震災体験談>

  • 2024.6.10

平成23年3月11日、誰もがかつて経験したことのない大地震が起こりました。主人公は、まるで日本が終焉を迎えたかのような景色を目の当たりにすることになるのです。 なんとか家族の無事を確認した主人公ですが、被害の深刻さを痛感します。

翌日、外に出た主人公は街のあちこちに地震被害を見つけます……。

良くも悪くも人の本質が見えた気がする

地震の被害で家の外壁が崩れていたり、昨日まで通れていた道が通行止めになっていたり……。余震も続いていましたが、主人公は通常勤務のため出勤します。

勤務先の病院で、1年以上来院していない患者が未受診で薬を出すように要求している場面に主人公は遭遇。患者は地震に備えて、薬をすぐにもらおうとしているようです。

勤務後、主人公はスーパーに寄りますが、すでに買い占めで商品棚は空っぽ。

車にガソリンを足そうとしますが、ガソリンスタンドには長蛇の列。イライラした人の怒鳴り声や車のクラクションが止みません。そんな光景に、未曾有の大震災が人の心から余裕を奪っていると主人公は感じます。


そんなとき、普段あまり話さない隣のおじさんが「大変だけど頑張ろう」と作った煮物をお裾分けしてくれ、主人公は温かい気持ちになるのでした。

大地震により、街が壊れ、誰しも心の余裕が失われていく状況。

災害時に家族や自分の身を守るための行動は必要ですが、被害のあまりの大きさに、冷静になれない人も多くいたのではないでしょうか。

主人公もそんな街の状況に疲れてしまっている様子……。


主人公は口数が少ない隣のおじさんのお裾分けをもらったことで、人の気持ちの温かさを思い出すことができました。おじさんも、自宅の外壁がボロボロに崩れており、大変な状況のはず……。おじさんのやさしさで、主人公の疲れた気持ちが少しでも晴れてほしいと願うばかりです。


著者:マンガ家・イラストレーター コメダ

ベビーカレンダー編集部

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