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「とにかくだるくて、やる気が起きない」更年期の不調改善のためにやってよかったこと【体験談】

  • 2023.9.2
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45歳になり、ホットフラッシュや耳鳴り、関節の痛み、目のしょぼしょぼ、便秘、寝つきの悪さなど、受診しても「異常なし」と言われる症状が常に出てくるように。婦人科の先生には「不定愁訴ですね。もっとひどくなったら治療を考えましょう」と言われ、今は処方なしで過ごしています。ただ、とにかくだるくて、何もする気が起きない……。そんな日々をもったいないと思うようになり、生活の一部を変えてみました。

気付いたら日が暮れ、ハっとする日々に後悔

長女が地方の大学に進学し、家を出てからというもの、雑談相手がいなくなってしまいました。これは私にとって大ダメージ。夫とは、要件をメールでやり取りするようなドライな関係なので雑談なんぞできたものではないし、当時はコロナ禍で人に会うにも勇気がいる……。ということで、パートの休みの日は、朝から晩までじっとしているのが普通になってしまいました。

朝、目覚めてから太陽が昇るのを見て、そのまま夕方太陽が沈んでいくのを眺めるような日々が2カ月くらい経過。これまでの私は、休みの日はウインドーショッピングやネットショッピングで新しい物やかわいい物に心を躍らせたり、行ってみたい場所にはふらりと出かけたり、パートの帰りに同僚と愚痴を言い合ったりして、それなりに楽しく過ごせていました。それが引きこもり生活を続けるうちに、精神的に人に会えるような状態ではなくなりました 。

出かけないとファッションにも興味がなくなり、あっとう間に太り、昨年着ていた服は入らなくなり、自己嫌悪が加速する一方。久しぶりに帰ってきた長女にも「老けたね」と言われる始末。これはどうにかしないと!と思い、生活を変えてみようと決意しました。

宅食利用への罪悪感を捨ててみた

そんなとき、実家の母が宅食を利用していることを知りました。元々はちゃんと料理をする人だった母も高齢になり無理ができなくなったのだそう。ためらいもなく「ラクよー」と言っているのを聞いて、まずは夕食作りを手抜きすることにしました。

義母はフルタイムで働いていたのに、だしを昆布とかつおから取って料理をするなど家事は手を抜かない人でした。そのような食生活の中で育った夫には、ちゃんと作らなければならないというプレッシャーを勝手に感じていたのですが、私の体調が悪そうなのはわかっていたようで、宅食を利用することをすんなり了承してくれました。

とりあえずパートがある日のみ、宅食のお弁当を注文しました。休みの日まで料理を休むと申し訳ない気持ちになってしまうからです。

お弁当が来る日は、スープくらいは手の込んだものを作ろうかなと、レシピを調べて作るようになりました。中でも春雨を使ったスープはお気に入りに。豆乳やキムチもスープに使ううちに体が温まったのか、たまに調子が良い日も訪れるようになりました。「絶対に作らなければならない」という重石が取れたことで、気持ちが少しラクになったようでした。

体験レッスンが気持ちの変化をもたらすことに

そのような生活に変えてから、エネルギーが蓄えられたのか、たまには外出したい気持ちが戻ってきました。娘が1人暮らしを始めてからは、お世話する対象がいなくなり寂しい気持ちを持て余していたので、リビングにお花を飾るようにしていました。お花に水をあげたり、お手入れをすることで季節を感じたり、植物の生命力を感じて元気をもらっていました。

時々、花瓶を変えてみたり、アレンジメントをするのが好きでしたが、たまたま見かけた華道体験教室のチラシに興味を惹かれ、行ってみることに。華道は敷居が高いイメージでしたが、先生も生徒さんもやさしく、自分もやさしい気持ちになれました。そこで出会った方々は見るからに人生の先輩であり、好きなことをして輝いているように見えました。私が悩んでいる更年期もきっと乗り越えているはずです。

これまでママ友や職場の仲間など、同年代や年下の人と接することが多かったので、年を取ることに対してネガティブなイメージしか持てませんでした。人生の先輩方との出会いは自分の固定観念を捨てるきっかけにもなりました。お教室に通うかは検討中ですが、体験に行ってみてよかったと思います。

まとめ

更年期の不調が自分にも来るとは思っていなかったので、年を取ってしまったんだな、女として終わっていくのかなとネガティブな気持ちにとらわれ、自分で自分を苦しめていたように思います。そういう気分でいると体調不良にますます敏感になり、負のスパイラルが続く一方でした。

体調不良といっても、寝込むほどでも勤務できないほどでもないので、人に言えないところもつらかったです。生活を少し変えることは主婦にとっては大ごとでも、意外と夫は気にしないんだという発見もありました。

きっとこの先も波は訪れると思いますが、手の抜けるところは抜いて、自分の好きなことをして、輝くアラフィフ世代を目指したいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラスト/sawawa

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著者:おきるちゃん

監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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