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【映画】とことん向き合う!『ほつれる』から受け取るメッセージ!

  • 2023.9.2

こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のゆーれんママです!今回は9月8日(金)よりKBCシネマほか全国公開 となる映画『ほつれる』の試写を観させていただきました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINÉMAS

昨年公開され、そのリアリティ溢れる台詞まわしで観客の心を揺さぶり、演出家としての手腕を見せつけた初長編映画『わたし達はおとな』を経て臨んだ、加藤拓也のオリジナル脚本・長編監督映画 2作目とのことで、ワクワクの視聴です。

豪華なキャスト!

監督は、「もはやしずか」「ザ・ウェルキン」で第 30 回読売演劇大賞優秀演出家賞、「ドードーが落下する」で第 67 回岸田國士戯曲賞を受賞するなど演劇界で注目を集める気鋭の演出家・加藤拓也。そして主演は『愛の渦』『あのこは貴族』で注目を集め、話題作への出演 が続く俳優・門脇麦。日本映画界で存在感を放ち続ける門脇が、全シーンを通してカメラが捉える綿子の揺れる心の機微を、繊細な佇まいで演じ上げます。夫・文則には、舞台・映画・ドラマとマルチに活躍する田村健太郎。さらに、その存在が大きな転回点となる木村を染谷将太、綿子の親友を黒木華が演じるなど、実力派俳優陣が集結し、絡みあう深甚な人間模様を描き出します。 そして音楽は、『ドライブ・マイ・カー』で第 16 回アジア・フィルム・アワード最優秀音楽賞を受賞し、海外フェスティバルへの参加や、海外レーベルからの作品リリースなど多岐にわたる活躍をみせる音楽家・石橋英子が担当します。

ストーリー
平穏に見えた日々が静かに揺らぎ始めるとき、彼女の目に映るものとは。綿子(門脇麦)と夫・文則(田村健太郎)の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で知り合った木村(染谷将太) とも頻繁に会うようになっていたが、あるとき木村は綿子の目の前で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。心の支えとなっていた木村の死を受け入れることができないまま変わらない日常を過ごす綿子 は、 揺れ動く心を抱え、木村との思い出の地をたどる…。
もつれ・・・

恋人を失ったことをきっかけに、夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていく綿子。過去を振り返っていく中で、人はどれほど、自らの抱える問題に正面から向き合うことができているのでしょうか。そして目をそらしていた問題と向き合おうとする時、人はどんな表情をしているのでしょうか。会話と表情が浮き彫りにされる静寂な映像の中で、演技から伝わるメッセージ。目をそらしていた現実を突きつけられ、苦しみながらもゆっくりと答えへと向かう綿子の歩みに、観る側も自然と寄り添っていくことになるでしょう。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINÉMAS

大小繰り返される「もつれ」を表現したこの作品は、映画でありながら、一人の女性の生き様の観察をしながら、日記を読むかのように冷静かつ客観的に捉えることもできます。しかしながら時に主観的な立場に身を置き、ダイレクトに映画のメッセージを受ける感覚にもなる不思議な作品でした。映画が伝えたいメッセージを是非自分で見つけに、そして緊迫感あふれる84分の中で「ほつれる」の意味を自分の価値観で自由に捉えることのできる映画を是非劇場でご覧ください。

・『ほつれる』 ・門脇麦、田村健太郎、染谷将太、黒木華、古舘寛治、安藤聖、佐藤ケイ、金子岳憲、秋元龍太朗、安川まり ・監督:加藤拓也 ・脚本:加藤拓也 ・音楽 石橋英子 ・製作幹事:メ~テレ ビターズ・エンド ・制作プロダクション:フィルムメイカーズ ・配給:ビターズ・エンド ⓒ2023 「ほつれる」製作委員会& COMME DES CIN É MAS ・KBCシネマ、シネプレックス小倉、ユナイテッド・シネマなかま16、ユナイテッド・シネマトリアス久山 ・映画『ほつれる』公式サイト (bitters.co.jp)

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