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小さいお皿VS大きいお皿…みるみる「痩せられる食べ方」3つの法則

  • 2015.12.31
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年末年始はつい食べ過ぎてしまうけど、太りたくない気持ちは変わらないですよね? ダイエットや糖化による老化を防ぐためにもベジファーストが必要不可欠なのは今や常識。水溶性食物繊維の多い海藻類やキノコ類もしっかり摂るよう意識している人も多いでしょう。

しかし、もしそれよりもっと簡単に痩せることができてキレイになれる方法があるとしたら……?

そこで今回は、自らも40㎏以上を減量しその状態を保ち続けている筆者が、食べ過ぎ防止になる食べ方の法則をを3つご紹介します。

 

■1:小さい食器を使う

ビュッフェスタイルのお店のお皿がなんだか“小さいな”と感じたことはありませんか? 実はこれ、摂食行動心理学に基づいたお店の作戦なんです。

コーネル大学のブライアン・ウォッシンク教授らの実験によると、お皿の直径を30cmから25cmに変えただけで食事の摂取量がカロリーベースで22%も低下することがわかったのです。つまり、お皿のサイズを“小さくするだけ”で、食事の量が増えたような錯覚を起こし満足感を得られやすくなるということです。

これは“デルブフ錯視”と呼ばれる現象を利用したものです。たとえば下の図のように、半径1cmの赤い円を二つ描き、1つには半径3cmの同心円を、もう1つには半径1.5cmの同心円を書きます。すると不思議なことに、外側の円が小さい方の赤い円が大きく見えるのです。

■2:お皿と料理にコントラストをつける

皿と料理の色のコントラストをハッキリさせると、食事の摂取量に最大30%の差がでるということもわかっています。

クリーム系などの白っぽい料理は赤や緑の色の濃い皿に、トマト系などの色の濃い料理は白い皿にのせるといいでしょう。その他にも、白い皿に色んな色の食材をのせてカラフルにすれば、栄養バランスもとれますよ!

 

■3:

時間を決めて「遅く」食事をする

日本人の咀嚼回数は減り続け、ここ70年ほどの間で一口30回から8回まで減っています。だからこそ、“食事はよく噛んでゆっくり食べましょう”という言葉は、耳にタコができるほど聞いているかもしれません。しかし、ひと口30回数を数えながら食べて美味しいでしょうか?

そこで筆者がオススメするのが、同じ食卓についている“誰よりも遅く”食べ終わること。1人で食事をする場合は時間を決めて食べるのもいいでしょう。食事をゆっくりとることだけを意識しているのに、気がついたら噛む回数も増えていますよ。そのおかげで消化酵素のムダ遣いが減り、代謝酵素が増えてキレイになれます。

また、一口に入れる量を“半分”にすれば、1回の食事中の咀嚼回数は倍になります。大口をあけて食べ物を詰め込むよりも、小さくカットしたものを口に運ぶ方が上品で美しくうつります。女性としての魅力もグっと上がるかもしれませんね。

 

いかがでしたか? ちょっと意識するだけで、いろんな意味で“キレイになれる”のなら実践しないわけにはいかないですよね。ぜひ試してみてくださいね!

【参考】

※ Small Plate Movement – コーネル大学食品ブランド研究所
【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ karandaev / shutterstock

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