ボンジュール、柏 おどりです。
本日ご紹介しますのは、閑静な住宅街の一角にあるbakeryfave(ベーカリーフェーブ)です。柏駅を南柏方面へ線路沿いに歩いていくと見えてくる、黒い看板に青色のロゴが目を引くお店です。2012年12月にオープンしました。
フェーブとは、、、そら豆であり、小さな陶器製のお人形のこと
フェーブとはフランス語で「そら豆」という意味。お店に掲げられた黒い看板の中の、あの青い可愛らしいロゴマークはそら豆でした。空豆だから青色?だったのでしょうか?聞きそびれてしまいました。
そして、フェーブとは店内に飾られた小さな陶器製のお人形を意味します。
この日は開店時間の11時を5分ほど過ぎて到着、私が一番乗りだったと思われます。店内の商品のラインナップはこのような感じでした。これらの写真を撮り終えたところ、次のお客様が見え、そしてすぐに外で2名ほど並びはじめていました。
ガレット・デ・ロワ
フランスの伝統菓子のひとつであるガレット・デ・ロワ。何層にも折り込んだパイ生地で、しっとりとしたアーモンドクリームを挟んだ焼き菓子です。
この焼き菓子はフランスで1月6日の公現祭に食されており、1月中はこの美しいガレット・デ・ロワがフランスのパン屋さんや洋菓子屋さんを彩るそうです。焼き菓子の中にはフェーブと呼ばれる陶器製のお人形が入っているので、取り分けをしてお人形が当たった人は王冠を被って王様や王妃様になれるのです。そして、1年続くと言われる幸運を授かるそうです。
ではなぜ看板にはそら豆が?
元々は陶器製のお人形ではなく、乾燥したそら豆を使っていたそうですよ。イベントが終わっても手元に何か残るようにと、お人形になったのだとか。そら豆が起源だったから看板に描かれていたのですね。
店頭で購入できるガレット・デ・ロワはおよそ18センチくらいの大きさで2500円、王冠付き、フェーブが別添えでついてくるそうです。公式インスタグラムには選べるフェーブのお写真もありました。20種類位から選べるそうですよ。
また、ベーカリーフェーブのガレット・デ・ロワは柏市のふるさと納税のお品にも選ばれています。
そんなガレット・デ・ロワは1月いっぱいはベーカリーフェーブの店頭に並ぶそうですが、それ以外の月ではご予約がメインとなります。イベントでなくても、1月じゃないけれども、フェーブはついていなくても、今すぐ食べたい!気持ちにかられた皆さま、朗報です!!
ピティビエという名前で、ガレット・デ・ロワを小さくしたものがお店でご購入いただけます。中身も全く一緒だそうです。なんとも嬉しいお心遣いであります。
ピティビエ
サクサクのパイでアーモンドクリームを包んだピティビエ350円
パリパリ、サクサク、カリカリ、ハラハラ、ホロホロ、ホロロ、、どんな擬声語を使えば良いのか迷います。繊細で何層にも重なるバター香るパイ生地、しっとりしたアーモンドクリームが本当に美味しい。この食感はクセになります。こんなに細かくて美しい飾り包丁も職人技ですね。ちなみにこちらの渦巻き模様は太陽で、生命力を表しているそうです。
ピティビエ断面
本当に繊細なので壊れやすいです。店頭に並ぶまでにもとても気を遣われていることでしょう。
ご覧ください、幾重にも重なるこの生地の層!手前がパン・オ・ショコラ200円、奥がクロワッサン180円
パイ生地はもちろん、どんなパンもおいしいのですが、店主さんによるとオススメはクロワッサンだとか。サクサクしてもろい、口どけを良くするクロワッサンを目指しているそうです。最近ではライ麦・全粒粉を30%入れた田舎パンのパンペイザンも好評だそうですよ。
夏場は湿気が多いため、全体の商品数を1/3に減らしているそうです。ならば冬場の品揃えと冬場のクロワッサンも楽しみですね。
手前がフェーブのアップルパイであるショソン・ポム250円 奥がふわふわ生地のクリームパン170円
手前が自家製カレーのカレーパン200円 奥がクリームパン170円
スイーツ系もたくさんあるのでいつも迷ってしまいますが、季節に限らず焼きたてが1番ですので早めの来店でゲット、または焼き上がりのお時間を聞いてみるのも手かと思います。
1年の運試しに、イベントに、ぜひベーカリーフェーブのガレット・デ・ロワでお祝いしてみませんか?楽しい1日になりそうですよね。
それではみなさま、メルシーボクー!
柏 おどり