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「視界がぼやける…」老眼だと思っていたけれど…!?→病院で診断された”原因”とは

  • 2023.8.31
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健康診断や体に違和感を感じ病院を受診して、疾患を見つけられたという経験はありますか? 「今はまだ大丈夫」と、病院の受診をついつい後回しにしてしまう人も少なくないはず。 そこで今回は、「疾患に気づくことができたエピソード」をご紹介します。

Iさんの場合……

視力検査の結果が年々悪くなっているのは気づいていましたが、とうとう老眼が来たかと思っていました。 ある日の美容室帰り、車を運転して自宅に帰る途中、視界がぼやける部分があることに気づきました。 何年も視力が落ちていても近視が進んでいると思い、眼鏡屋さんで眼鏡を変えたり、度は変わっていないと言われるだけでしたが、いよいよ眼科受診することに。 そこでたまたま受けた眼圧検査で検査値が振り切れてしまうほどの値が出たのです。 結果、緑内障だと診断されました。

どのような治療を受けましたか?

すぐに大学病院で手術をすすめられましたが、はじめはその場で点滴をしてもらい、内服薬と数種類の点眼液で様子を見ることに。 点滴が効いてだいぶ眼圧は下がりましたが、内服のせいで手はしびれるし、内服が切れるまでは手術対象だと言われました。 点眼も効いて5年経ったころ点眼薬のアレルギーもあり、次第に眼圧があがってきました。 病院で右目を手術してもらい、10日ほど入院。仕事も2週間休みました。 その1年後、左目に違和感を感じ、おかしいと思ってから左目がぼやけてはっきり見えなくなるまではほんの数日でした。 また手術をし、右目の視野は狭いので左目が良く見えるようになるまで今度は40日仕事を休みました。

伝えたいことは?

急な頭痛などもなく、自分では気づきませんでした。 今でも、「ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに来て」と言われています。 見えづらいな、ぼやけているな、老眼かなと思っても自己判断せずに病院に行ってください。

違和感を覚えたときは早めに専門家へ

異変や違和感を感じたら、迷わず専門家に相談してみましょう。 身体からの大事なサインを見逃さないようにしてくださいね。 今回は「疾患に気づくことができたエピソード」をお届けしました。 ※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。 必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修医:新見正則医院院長、新見正則

1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。 2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。 2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。 現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。 新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。 最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。 下記も好評発売中。 「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」

(MOREDOOR編集部)

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