1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「石橋を叩いて渡る」とはどんな意味?その類義語や対義語は?

「石橋を叩いて渡る」とはどんな意味?その類義語や対義語は?

  • 2023.8.30

慎重な人を指すことわざのひとつ「石橋を叩いて渡る」。 これは、文字通り丈夫な石橋を叩いて安全を確認しながら渡るという様子から生まれた表現です。

ここでは、この「石橋を叩いて渡る」の意味や由来、用い方から類義語・対義語について解説します。

「石橋を叩いて渡る」とは

 

ここでは「石橋を叩いて渡る」の意味や成り立ちについて見ていきましょう。

「石橋を叩いて渡る」の意味

「石橋を叩いて渡る」は、用心に用心を重ねて物事を行うことのたとえです。 慎重すぎてなかなか決断しない人や行動に出ない人を揶揄する表現として用いられることもあります。

「石橋を叩いて渡る」の由来

「石橋を叩いて渡る」は、頑丈な石橋が崩れないか疑い、金槌や石鎚などで叩いて確認しながら渡っていく様子を描写した表現です。

「石橋を叩いて渡る」の用い方・例文

「石橋を叩いて渡る」は、物事を注意深く進めていく様子や行動、人物に対して使用します。

・彼女は石橋を叩いて渡るような慎重な性格をしている。

・そんなにチェックにチェックを重ねるだなんて、石橋を叩いて渡るにも程があるよ

特に現在では、慎重な性格を表現する際に用いられる傾向にあります。

「石橋を叩いて渡る」から派生した使い方

「石橋を叩いて渡る」は使い勝手がいいからか、派生形ともいえる用い方が存在します。

石橋を叩いても渡らない

「石橋を叩いて渡らない」は、用心に用心を重ねた末に結局は何も実行しないことを意味します。 慎重になりすぎたがゆえに、逆になんの行動も取れなくなっているという状況を揶揄する表現としても用いられます。

石橋を叩いて壊す

「石橋を叩いて壊す」は、用心深くなりすぎた結果、逆に失敗してしまうことを意味します。 石橋を優しくトントンと叩く程度だったら影響無いかもしれませんが、本気で何度も叩いて叩いて叩き続けた結果、頑丈だった石橋を壊してしまったということですね。

「石橋を叩いて渡る」の類義語

 

ここからは「石橋を叩いて渡る」の類義語を紹介します。 類義語としては、「転ばぬ先の杖」や「浅い川も深く渡れ」などがあげられます。

転ばぬ先の杖

「転ばぬ先の杖」は、失敗しないよう事前に準備する事を意味します。 また、不測の事態に備えておくことという意味でも使用します。

これは、転んで怪我をする前に杖を用意しておくことで安全を確保するという様子から生まれた言葉です。

浅い川も深く渡れ

「浅い川も深く渡れ」は、簡単そうなことであっても油断しないで対応するという表現です。 一見すると簡単なことでも、気を引き締めて行動すべきということになります。

「石橋を叩いて渡る」の対義語

 

慎重なことをあらわす「石橋を叩いて渡る」。 その対義語としては、「当たって砕けろ」や「虎穴に入らずんば虎子を得ず」などがあげられます。

当たって砕けろ

「当たって砕けろ」は、成功する失敗に終わっても構わないから思い切って物事に挑戦すべきという意味の表現です。 躊躇せずに行動することで、無理矢理にでも状況の変化を生じさせるという意味合いがあります。 成功や失敗事態を考慮せず、考える前に行動するという意味で用いられることもあります。

虎穴に入らずんば虎子を得ず

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は身の危険を冒さなければ、大きな成果を挙げることはできないという意味です。 リスクを受け入れることでより大きなリターンを得ることができるということをあらわしています。

まとめ

慎重に行動する人や慎重な性格の人に対して持ちられる「石橋を叩いて渡る」。 この言葉は頑丈な石製の橋でも叩いて渡る様子に由来する表現となります。

現代では、慎重に慎重を重ねた性格をした人に対して用いられます。

類義語としては、「転ばぬ先の杖」や「浅い川も深く渡れ」などが。 対義語には、「当たって砕けろ」や「虎穴に入らずんば虎子を得ず」などがあげられます。

元記事で読む
の記事をもっとみる