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「魔女の秘薬」が作れる!? リアルで実体的な禁断のハーブ読本

  • 2023.8.29

物語の世界で妖しくも美しい立ち振る舞いで私たちを魅了する魔女。魔女と言えば、ぐつぐつと薬草を煮込んでいるイメージを持つ方も多いのではないだろうか。

そんな魔女たちのイメージにぴったりなハーブを使った秘薬が事典となった。

2023年9月8日『魔女の秘薬事典 : 忌々しくも美しい禁断のハーブ』(グラフィック社)が発売される。

本書では、毒や体を癒す魔法の薬として人々に愛されてきた秘薬のレシピを紹介していく。ニンニクやクリスマスローズなどの身近な植物の薬効や言い伝えも収録されている。

煌びやかな表紙が印象的な「ひみつの本棚シリーズ」の第5弾だ。過去には、『魅惑の蘭事典』『神秘のユニコーン事典』『禁断の毒草事典』『月夜の黒猫事典』が発売されており、本棚に並べたくなるシリーズだ。

物語に出てきそうなページ構成で、イラストも多く、ただ眺めるだけでも楽しい。自分で創作活動をする方は、より説得力を持った設定がつくれそうだ。

本書の目次は次の通り。

第1章 魔女のハーブの基礎知識
第2章 魔女のハーブ(ラムソン&ニンニクガラシ/セイヨウサンザシ/ウイキョウ/オウシュウヨモギ/ディオスコレア・コムニス/ヤネバンダイソウ/マンドレイク/イヌホオズキ/ケシ/ヒモゲイトウ/クリスマスローズ/ヘンルーダ/アリストロキア・クレマティティス/クローバー/クマツヅラ/エニシダ&レダマ)
第3章 魔女のハーブにはほかにも......(ベラドンナ/ヨウシュトリカブト/ホルトソウ/ヨウシュクサノオウ/ドイツスズラン)
付録(参考文献/索引)

本当に魔女が持っていそうな雰囲気のオシャレな本だ。じっくり読むのも良いし、プレゼントにも喜ばれそう。世界観が素敵なので、本棚に置いておきたくなる1冊。

■エリカ・ライスさんプロフィール
生物多様性の豊かさで知られるドイツ、シュヴァルツヴァルト出身。母の影響で、ごく幼い頃から植物に興味を持ち始め、パリで薬用植物療法と薬草販売業を学んだのち、薬草販売店を立ち上げる。その後、フランス北部ピカルディー地でオーガニック農法による栽培を行いながら執筆活動を行う。

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