ウェールズ＆サウジと戦う韓国代表のメンバー25人が発表！Jリーガー選出ゼロ、海外組14人

韓国サッカー協会（KFA）は8月28日、9月の国際Aマッチ2試合を戦う韓国代表メンバー25人を発表した。

ユルゲン・クリンスマン監督が率いる韓国代表は、9月8日にウェールズのカーディフ・シティ・スタジアムでウェールズ代表、13日に英ニューカッスルのセント・ジェームズ・パークでサウジアラビア代表と対戦する。

今回の招集では主力の大半が選出。キャプテンのFWソン・フンミン（31、トッテナム）をはじめ、DFキム・ミンジェ（26、バイエルン・ミュンヘン）、MFイ・ジェソン（31、マインツ）、MFファン・インボム（26、オリンピアコス）、MFファン・ヒチャン（27、ウォルヴァーハンプトン）、FWチョ・ギュソン（25、ミッティラン）らが名を連ねた。

Jリーグ経験者では、元ヴィッセル神戸、柏レイソルのGKキム・スンギュ（32、アル・シャバブ）、元FC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪のDFキム・ヨングォン（33、蔚山現代）、元清水エスパルスのDFイ・キジェ（32、水原三星ブルーウィングス）、元サガン鳥栖、鹿島アントラーズのDFチョン・スンヒョン（29、蔚山現代）、元ガンバ大阪のFWファン・ウィジョ（31、ノッティンガム・フォレスト）が選ばれた。

初招集はGKキム・ジュンホン（20、金泉尚武）、DFキム・ジス（19、ブレントフォード）、MFイ・スンミン（29、光州FC）の3人だ。

キム・ジュンホンとキム・ジスは今年5～6月に行われたU-20W杯に出場し、U-20韓国代表のベスト4入りに貢献。イ・スンミンは今季Kリーグ1（1部）昇格組の光州FCの主力として活躍しており、去る7月27日にはチームKリーグの一員として出場したアトレティコ・マドリード戦で劇的な逆転ゴールを決め、話題を集めた。

クリンスマン監督は初招集の3人について、「キム・ジュンホンは8月上旬に行われたアジア大会代表の練習時、ケプケGKコーチが直接技量をチェックして選出した。キム・ジスは私が直接会って確認した。この2人は即戦力というより、今後代表の未来に成長できる可能性を見て、直接チェックしようと選出した。イ・スンミンはKリーグで地道に活躍を続けている選手だ。彼らのような慎選手の抜てきは、アジアカップ優勝という目標を達成するための変化の始まりになるだろう」と伝えた。

一方、DFクォン・ギョンウォン（31、ガンバ大阪）や元FC東京のナ・サンホ（27、FCソウル）のほか、左足舟状骨疲労骨折のGKソン・ボムグン（25、湘南ベルマーレ）、太もも負傷のMFイ・ガンイン（22、パリ・サンジェルマン）、眼窩骨折から復帰したばかりのDFキム・ジンス（31、全北現代モータース）などが今回の招集から外れた。

ただ、現在チームで負傷離脱中のファン・ヒチャンやチョ・ギュソンらは招集を受けた。

これについて指揮官は、「選手たちの負傷は国際Aマッチを準備するうえで最大の変数となる。特に、イ・ガンインの負傷によって試合運営に支障が生じ、困難が予想される、しかし、現実を受け入れ、また別の計画を準備するきっかけにしたい。イ・ガンインが早期に回復して所属チームに速く適応し、アジア大会にも正常なコンディションで参加できることを願う」と述べた。

続けて、「幸い、チョ・ギュソンとファン・ヒチャンの場合は、所属チームと継続的にコミュニケーションを取り、今回の鞘腫に無理がないと判断したためメンバーに選出した」と説明した。

9月より始まる杭州アジア大会に出場するU-24韓国代表とも招集期間が重複するため、一部メンバーの“交通整理”も行われた。MFペク・スンホ（26、全北現代モータース）、MFソン・ミンギュ（24、全北現代モータース）、MFチョン・ウヨン（23、シュトゥットガルト）、DFパク・ギュヒョン（22、ディナモ・ドレスデン）らは、U-24韓国代表の練習に最初から参加できるよう、今回の欧州遠征は選外となった。

だが、同じくアジア大会メンバーのDFソル・ヨンウ（24、蔚山現代）、MFホン・ヒョンソク（24、KAAヘント）は、クリンスマン監督の意思によってまずA代表に合流する。

今回の招集メンバーの内訳は、韓国Kリーグから最多11人が選出。ほか、イングランドから4人、スコットランドとドイツから各2人、サウジアラビア、中国、UAE、ベルギー、ギリシャ、デンマークから各1人ずつ選出された。

韓国代表は来る9月4日に集結し、直ちに第1戦が行われるウェールズへ出国する。海外組の選手は現地で合流する予定だ。

9月の国際Aマッチ2試合を戦う韓国代表メンバー26人は以下の通り。 

◇

―GK

キム・スンギュ（アル・シャバブ／サウジアラビア）

キム・ジュンホン（金泉尚武）

チョ・ヒョヌ（蔚山現代）

―DF

カン・サンウ（北京FC／中国）

キム・ミンジェ（バイエルン・ミュンヘン／ドイツ）

キム・ヨングォン（蔚山現代）

キム・ジュソン（FCソウル）

キム・ジス（ブレントフォード／イングランド）

ソル・ヨンウ（蔚山現代）

アン・ヒョンボム（全北現代モータース）

イ・キジェ（水原三星ブルーウィングス）

チョン・スンヒョン（蔚山現代）

―MF

ムン・ソンミン（全北現代モータース）

パク・ヨンウ（アル・アイン／UAE）

ソン・フンミン（トッテナム／イングランド）

ヤン・ヒョンジュン（セルティック／スコットランド）

イ・ドンギョン（蔚山現代）

イ・スンミン（光州FC）

イ・ジェソン（マインツ／ドイツ）

ホン・ヒョンソク（KAAヘント／ベルギー）

ファン・インボム（オリンピアコス／ギリシャ）

ファン・ヒチャン（ウォルヴァーハンプトン／イングランド）

―FW

オ・ヒョンギュ（セルティック／スコットランド）

チョ・ギュソン（ミッティラン／デンマーク）

ファン・ウィジョ（ノッティンガム・フォレスト／イングランド）

（構成＝ピッチコミュニケーションズ）

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