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【全国初】「牧場の中の新幹線駅」へ!札幌から“41分”、国民的「女の子」の協力得てまちづくり

  • 2023.8.29

2030年度末の新幹線の札幌延伸は、道内の風景をどう変えるのでしょうか。

新幹線の通り道、新たな駅ができる北海道南部の八雲町は、国民的人気な「女の子」の力も借りてまちづくりに挑みます。

連載「じぶんごとニュース」

函館市から車で1時間半、八雲町。

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噴火湾を望みながらバーベキューが楽しめる「噴火湾パノラマパーク」はマチ一番の観光スポットです。

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HBC・藤田忠士記者

訪れた家族は、「札幌から来たんですけど、好きで毎年来ています。『穴場』ですよ、結構」と話していました。

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そう、八雲町は「穴場」なんです。

昨年度、八雲町を訪れた観光客の数は38万人。
渡島地方にある「11」のマチの中で、下から数えた方が早い「7番目」です。

太平洋と日本海の2つの海を楽しめる日本で唯一のマチですが、函館市や七飯町などに押されて観光客に「スルー」されてしまうのが長年の悩みです。

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札幌まで伸びる新幹線。八雲町内には、新幹線の駅仮称「新八雲駅」が設けられますが…

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建設予定地には、一面にデントコーン畑が広がっています。

市街地から3キロ離れた、牧場地帯に建てられる計画なのです。

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八雲町民からは、
「まず駅が遠いですよね、市街地から。あまり利用者はいないんじゃないか」
「大して関心ないな。素通りで行っちゃうんじゃないの?ほとんどみんな」
と、駅ができても「スルー」されてしまうのではという声が…。

一方で、八雲町の岩村克詔町長は、「ビルや建物をどんどん建てるのではなくて、北海道らしい畑があって、牧場があって、それが北海道だよという雰囲気になればいいのかなと思っている」と話します。

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牧歌的な風景を活かして、全国初の「牧場の中の新幹線駅」として売り出そうというのです。

そして、永遠の6歳、お菓子が大好きな「女の子」も味方につけようとしています。

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大手菓子メーカー、不二家のキャラクター「ペコちゃん」です。

あの国民的菓子の「ミルキー」の原料の牛乳はその多くが八雲町産。
「ミルキーは八雲の味」でもあるのです。

岩村町長は、「ペコちゃんが八雲町の農家のお嬢さんだという伝説があるのと、不二家さんと連携して、新幹線駅にはペコちゃん牧場、ペコちゃんレストランを作ろうと」と話します。

「新八雲駅」をペコちゃんのふるさとに…
観光客を「スルー」させず、鷲づかみにする観光スポットを作ろうと考えています。

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岩村町長は、「新幹線駅ができるまでにどういう準備ができるかということだろうと思う。それが町の発展にかかっていると思っている」と話していました。

新幹線の札幌延伸で、新函館北斗から17分、札幌からも41分とぐっと近くなる八雲町。

照れ隠しでペロッと舌を出しながら、8年後の「穴場」脱却を目指します。

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連載「じぶんごとニュース」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年8月18日)の情報に基づきます。

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