【須賀川市】ひょうたんランプとトールペイントのアトリエ「トールドール」

不器用ですが、ハンドメイドが大好きな地域特派員のミッキーです。

突然ですが「ひょうたんランプ」をご存知ですか？ 名前の通り、ひょうたんに絵を描き穴を開けたランプです。

以前、カフェ「parfum coffee」さんの紹介をさせていただいたとき、ひょうたんランプを作ったお話をお伝えしました。 

あれから約半年。ひょうたんランプを作る楽しさが忘れられず、先日、先生のアトリエで行われている教室に伺ってきました。

講師歴30年のベテラン先生が教える教室

須賀川市向陽町。住宅地の一角にたたずむ「 Tole Doll（トール・ドール）」さん。こちらではひょうたんランプ教室の他にトールペイント教室、さらにひょうたんランプやトールペイントとカントリー雑貨の販売も行っています。

中に入ると、先生作のひょうたんランプが所狭しと並べられています。

講師の坂口由美子先生はもともとトールペイントの講師。須賀川のアトリエでの教室の他に福島県内では、福島、郡山、いわき、猪苗代、会津で30年前からトールペイント教室、13年前からはひょうたんランプ教室を開き、さらに週末には栃木県那須で「カシュカシュの森」というお店も運営されています。

生徒さん達とひょうたんを栽培

こんなにたくさんのひょうたんがあることに驚いていると、何と生徒さんたちと一緒に福島県内外7か所の農園でひょうたんを栽培していて、年間約800～1,000個収穫すると教えていただきました。形のよくない、ヒビが入ったひょうたんは試作品や教室用に使うなど、廃棄するひょうたんはほとんどないとのことで、SDGsを意識して活動をされています。

ひょうたんの種類はそれぞれ種が違う、十成（じゅうなり）ひょうたん、百成（ひゃくなり）ひょうたん、千成（せんなり）ひょうたん、大（だい）ひょうたん、首長（くびなが）ひょうたんがあります。初心者は千成ひょうたんを使います。

穴を開けるのが病みつきになるひょうたんランプ作り

トールペイントで描かれたかわいらしいお人形に変身したひょうたんに、穴をあけてランプを作ります。あまり力を入れる必要がなく、手先の力加減で大きめの穴、小さめの穴になり、その大きさがアクセントになってきれいなランプが出来上がります。 どんな穴をあけるのかデザインの絵を描くのも楽しいです。 大きな穴にはビーズを差し込んで、それを光らせるととてもキレイ。 ビーズを差し込むとゴージャス感が出て、さらに見栄えが良くなります。 自信がない方や失敗しても先生がこっそり直してくれて、5歳からどなたでも楽しく作れますよ。

穴を開けることがクセになり1度始めたらやめられず、私のようにリビートして何度も作る方もいるそうです。

毎年、次年度の干支のランプも作るそうです。

絵心がない人こそトールペイントを

トールペイントは、白木（しらき）を使いトールペイント用のアクリル絵の具で転写して描くので、絵心がなくても楽しく描けます。 好きなキャラクターを描く方、結婚式のウエルカムボードを描く方、壁掛けを作り飾って楽しむ方など、皆さん思い思いの作品を作っています。

坂口先生は明るく朗らか。長く通っている生徒さんが多く、先生と生徒さんの距離が近く和気あいあいしているのが印象的です。

体験教室は随時行っているので、お気軽にお問合せください。

坂口先生、生徒の皆さん、今回はご協力ありがとうございました。