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知らないと損する!亡くなった親の「預金口座」を調べる方法

  • 2023.8.27
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亡くなった親の財産を相続する際、親がどんな預金口座を持っていたのか調べる方法がある。どのような方法を使えば、亡くなった親の財産を把握できるのだろうか。また、親が亡くなった直後にやってはいけないことがある。もし、誤った行動を取ってしまうと、生活に困ってしまうケースもあるので注意しておきたい。

■亡くなった親の預金口座を調べる方法

いつかは必ずやってくる親との別れの日……。親が亡くなった時、子である自分は、親の財産を相続する権利があり、その際、親がどんな財産を持っていたかを調べることになる。

不動産や自動車であれば比較的分かりやすいが、預金口座は複数持っている場合が多く、そもそもどんな銀行に口座を持っていたかさえ分からないこともある。たとえ子であったとしても、故人のすべての口座を把握している人は少ないのではないだろうか。

故人の口座を調べるにはどうしたらよいのだろうか。

●取引関係者へのヒアリング

故人の預金があることは分かっているけれども、通帳や明細などが見つからず、預金口座の情報がまったく分からない場合にはどうすればよいのだろうか。

その場合、もし確定申告などで故人が頼っていた税理士がいれば、その税理士が預金口座の情報を知っているかもしれない。

また、故人が会社に生前勤めていれば、会社が給与振込口座を把握しているだろう。故人が会社経営者や個人事業主であれば、取引先からの報酬の振込口座があるはずなので、思い当たる取引先に問い合わせてみるとよいだろう。

●遺産分割調停での質問

故人の財産の分割方法について、親族間で争いがない場合には良いのだが、争いがある場合、自分ではなかなか故人の情報を入手できないことがある。

こういった場合、裁判所で遺産分割調停という手続が行われることが多いだろう。

故人についての情報が容易に手に入らない場合、遺産分割調停手続において、裁判所を介して他の相続人に質問してみるのも方法のひとつだ。

ただし、この場合、漠然とした質問では受け付けてもらえないので、銀行名や支店名など、ある程度の情報は必要になってくるだろう。

■身内が亡くなった直後に「やってはいけないこと」

親族の死、考えたくないものだ。しかし、現実問題として死は誰にでも訪れる。悲しみの中で物事を見誤らないためにも、万が一の時にやってはいけないことを覚えておきたい。

●銀行への連絡

銀行への届け出を早くする必要はない。銀行への届け出を早く行うと、遺産は凍結されてしまう。凍結された後はもちろん引き出せない。

また凍結後はその口座への振り込みもできなくなる。もし誰かが振り込む予定がある場合は注意しよう。

ただし、勝手に引き出すこともNGだ。すべての遺産の相続を認めたとする「単純承認」とみなされるため、借金がある場合も相続が発生する。こちらも注意しよう。

●スマホの解約

故人のスマホをすぐに解約すべきではない理由として、次の3つが挙げられる。

1. 故人の関係者と連絡を取るため

死亡したことや葬儀の日取りなど、故人の関係者に連絡を取るシーンは意外に多いものだ。

特に、家族が知らない知人などと連絡を取る際、スマホに登録されている電話番号が頼りになる。

さらに、メールやSMSを使えば、電話をしなくてもやり取りができて便利だ。

2. 相続財産の調査に使うため

相続に先立ち、預貯金や証券、不動産、自動車や貴金属など、故人の財産を調べる必要がある。預金通帳や不動産の権利証はもちろん、故人が使っていたパソコンやスマホも財産を調べる手がかりになる。

3. 故人のスマホ利用料金は高額にならないから

スマホを一切利用しないなら、月額利用料金は高額にはならない。葬儀や相続財産の調査が終わるまでは、契約を残しておこう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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