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「結婚も認知もしない」妊娠した彼女に吐き捨てる男。驚きの交渉内容とは<恋愛依存のシングルマザー>

  • 2023.8.26

佐伯さえ(27)は、大手印刷会社で営業としてバリバリ働くキャリアウーマン。母子家庭で育ったさえには、2つ下の妹・りな(25)がいました。姉妹は、趣味嗜好が合わず真っ向から対立。お互いを軽視するようになり、りなが18歳で家を出てからは、干渉することなく別々の人生を歩んでいました。母を支えながら、幸せに生活していたさえですが、ある日突然、りなから「子どもを出産した」と連絡があり、状況が一変。妊娠していることすら知らなかった母とさえは混乱していました。約6年ぶり再会したりなは整形しており、“量産型”の見た目に変貌。娘を“ききめろ”と名づけ、3カ月ほど、同居することになりました。さえの家でお世話になるにもかかわらず、さえに嫌みばかり言うりな。母になだめられていたものの、さえは我慢の限界を迎えていました。

深夜2時、騒々しく夜泣きの対応をするりなに、文句を言いに行ったさえ。するとりなは逆ギレし、「私への嫌がらせかよ。キキ〜鬼ババがいじめるよ〜怖いね〜大きくなったらやっつけてね〜」と嫌みを言いました。

その言葉に、「出ていけ!」とブチ切れるさえ。起きてきた母に、「感謝するならまだしも、恩を仇で返すような態度されて、我慢できるわけない!」と訴えました。

母も納得し、「今後は私がりなの家に泊まる」と提案すると、りなは「家がない」と言うのです。りないわく、出産するまではキキの父親のところに住んでいたが、「仕事が忙しいから子育てはできない」と言われ、今その男性がりなの家を探しているそう。

りなの話に、母は発狂。「なんなのその男……人の大事な娘を……許せない! 子どもを産ませて追い出すなんて! ひどすぎる!」と号泣してしまいます。さえが母をなだめながら、眠りにつこうとしていたころ……。

ありえないカップルにあぜん!

自身の状況をSNSに投稿していたりな。「母に泣かれてしまった」と投稿すると、揶揄するような言葉が返ってきました。

「金持ち捕まえて子ども作ってさぁ、養育費月40万円だよ? どこがかわいそうなの?」

りなは自分をラッキなー存在だと思っていました。

さかのぼること2年前。ガールズバーやメンズエステを経営するお金持ちのイケメン、たけひこと同棲していたりな。“若いセレブママ”に憧れを抱いていたりなは、「たけひこと結婚したい♡」と心底思っていました。

「……たけひこ、子どもできたら結婚してくれるかな?」

そんな思惑があったりなは、数カ月後、本当に妊娠。

「責任とって結婚して♡」とたけひこに迫るりなですが、「いや無理だろ。おろして」と結婚や出産に乗り気ではないたけひこ。食い下がるりなに、「産んでもいいけど、同棲も結婚も認知もしねぇよ? それでもいいなら、養育費は月20万円やるよ」と提案します。

それでも「絶対産む。結婚して」と言うりなに、「まぁいいや。養育費40万円やるから面倒ごとは持ってくんなよ」と吐き捨てるたけひこ。

40万円という金額に「ありだな……」と考えたりなは、「それならいいよ。公正証書まいてね。あと家も借りてね? たけひこが家賃払って」と交渉。

たけひこは了承し、その後りなはキキちゃんを出産しました。そして、家が見つかるまで、さえの家で一時的に暮らしているという状況だったのです。

「セレブママ憧れる♡」と安易な理由から、子どもをだしにたけひこと結婚しようとしたりな。自身の子どもでありながら、平然と「認知しない、一緒に住まない」と言い放ったたけひこ。まず考えないようなふたりの思考に、言葉を失ってしまいます。

りなは常識から外れた考え方のように思いますが、たとえ出産する女性側がしっかり考えを持っていた場合でも、父親である男性が無責任ということは、悲しいですがあるのかもしれません。もし、パートナーが子育てに対して後ろ向きで、「参加しない」と断言されるようなことがあった場合、皆さんならどうしますか?


著者:マンガ家・イラストレーター もち

ベビーカレンダー編集部

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