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出発前の空港で「申請が通るまで最大72時間」 渡米前の“土壇場の奇跡“に「感謝しかありません」

  • 2023.9.29
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画像:PhotoAC

海外旅行は国内旅行のように気軽に行けるものではないですよね。パスポートが必要だったり言語の予習をしたり、また航空チケット代だけでもなかなかの金額。しっかりと準備して、万全な状態で行きたいところですが、もし大切な書類を忘れてしまったら…?

本記事では久々の海外旅行で、あやうく出国できなくなるところだったハラハラドキドキ体験についてご紹介します。

このままでは出国できない!?

空港のカウンターでのハプニングについて、30代の方がこんなエピソードを教えてくれました。

 

今年の夏はコロナによる行動規制が解除されて、友達と久しぶりに海外旅行へ行くことにしました。

この3年間、海外に行けずに貯めてきた資金を今回思い切って使おう!と思い、行先はアメリカに決定。久々の海外旅行の予定が決まり、私の心はこの時点ですでに浮足立っていたと思います。

そして海外旅行の出発日当日、友達と一緒に空港へ向かいました。

久しぶりの海外ということもあり、空港に着くまでの道中、パスポートを持ってきたかどうかを何度もチェック。自分の目で持ってきていることを確認しては「パスポートさえあれば何とかなる!」と安心しつつ、空港へ到着しました。

まさか他に、とてつもなく大事なものを忘れているなんて、この時は気づきもせず…。

空港に着くと私たちはさっそくチェックインカウンターへ向かいました。ここまで来れば、もう気分は離陸寸前です。

しかし次の瞬間、私は衝撃の一言で現実に引き戻されました。

「お客様、ESTA(電子渡航認証システム)の申請はお済みですか?」

チェックインカウンターの係員さんに聞かれ、一瞬で頭が真っ白になった私。

なんと、アメリカ入国に必須であるESTAの申請をすっかり忘れていたんです!

係員さんは、パニック状態の私を見て申請していないことを察知し「ESTAは申請が通るまでに最大で72時間かかります」と説明しました。

ESTAの認証を取得できなければアメリカへ行けないのに、72時間って3日もかかるの?

今日はもう無理だ、予定していた旅行日程も減っちゃうのか…。

などとガッカリしていると、係員さんが「搭乗時間ギリギリまで何とか足掻いてみましょう!」と励ましてくださり、とりあえずその場でオンライン申請をしてみることに。

申請後、認証されるまでどれほど待ったでしょうか。気づけば搭乗予定の航空会社のチェックインカウンターも閉まってしまい、絶望的な気持ちになる私。

やっぱり間に合わなかったか…と諦めかけたその時、ESTAの申請が無事に認証されたんです。

急いで係員さんに伝え、搭乗口まで一緒にダッシュ!予定していた飛行機になんとか間に合いました。

ほぼ不可能だと思われる状況でありながらも、トライすることを提案してくれたチェックインカウンターの係員さんには感謝しかありません。

久しぶりの海外だからと、しっかり確認もせず浮かれてしまっていた自分を反省し、これからはちゃんとやることをやってから浮かれよう!と心に誓いました。

ESTAを申請しないとアメリカへの渡航は不可

ESTA(電子渡航認証システム)とは、90日以内の観光などを目的にアメリカに行く時に、申請を済ませておかなければいけない制度です。

90日以上アメリカに滞在する場合はESTAではなくビザを取得することになっており、有効なビザがあればESTAの申請は必要ありませんが、多くの旅行者はESTAの申請の認証が必要となります。

申請してから認証されるまでの時間は、1時間だった人もいれば、2日以上かかったという人もおり、本当に個人差が大きいので、やはり余裕をもって72時間前までには申請を済ませておくのが良いそう。

家族で渡航する場合は、乳児も含め家族全員分の申請が必要になるので、とにかく早めの準備が大切ですね。


編集:TRILLニュース

提供:30代/フリーランス

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※画像はイメージです