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【歌の難読漢字】「天鵞絨」はなんと読む?布製品や伝統色を表します!

  • 2023.9.24
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「天鵞絨」という漢字を見たことはありますか?

「天鵞絨」は、とある布製品を表す言葉で、色の名前でもあります。
一度は見たこと、触ったことがあるのではないでしょうか。

今回は「天鵞絨」の読み方や意味、由来をご紹介します。

「天鵞絨」の読み方

まずは「天鵞絨」の漢字を見ていきましょう。

「天」の読み方は【テン・あめ・あま・そら】

「鵞」の読み方は【ガ・がちょう】

「絨」の読み方は【ジュウ】

この中から上手く組み合わせると、正解の読み方になります。

読み方はわかりましたか?

 

正解は「てんがじゅう」でした!

ビロード」でも正解です!

「天鵞絨」の意味

「天鵞絨」の意味を辞書で調べると下記のとおりです。

〘名〙 (veludo) 添毛織りの一種。織物の表面を毛羽または輪奈(わな)でおおった織物の総称。本天・別珍・コール天・フラシ天などがある。ベルベット。

引用:コトバンク

「ビロード」は「ベルベット」とも言います。

ベルベットと聞くと、光沢があって柔らかい布をイメージしますよね。

現在はファッションやネイル、メイクにも取り入れられています。

「天鵞絨」の由来

「天鵞絨」は500年ほど前の安土桃山時代に、ポルトガルから日本に伝わったとされています。

重厚感がある「天鵞絨」は、戦国武将に人気の織物で、マントとしても使われました。

 

また「天鵞」は白鳥を意味し、「天鵞絨」は白の織物が光沢のある白鳥に似ていることからつけられました。

そして「veludo」というポルトガル語と「天鵞絨」という中国語が組み合わさり現在の読み方になったと言われています。

伝統色としての「天鵞絨」

「天鵞絨」は日本の伝統色とされています。色として読む場合は「びろうど」です。

「天鵞絨」は光沢と深みがある、暗い青緑色です。

数ある緑系の色の中でも濃く暗い色で、深緑に近いといえます。

まとめ

いかがでしたか?

「天鵞絨」の読み方は「てんがじゅう」または「ビロード」でした!

伝統色としての「天鵞絨」は「びろうど」と読みます。

どのような色なのかぜひチェックしてみてくださいね!