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おぉ、読めないぞ…。「悼む」はなんと読む?正しく使うべき難読漢字!

  • 2023.10.20
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「悼む」という漢字を見たことはありますか?

「悼む」は人の死に関する漢字なので、正しく使用する必要があります。

今回は「悼む」の読み方や意味、使い方をご紹介します。

「悼む」の読み方

まずは「悼」という漢字を見ていきましょう。

「悼」は「追悼」や「哀悼」など、人の死を悲しむときなどに使う漢字ですね。

「つつしむ」ではありません。

読み方の見当はつきましたか?

 

正解は「いたむ」でした!

「悼む」の意味

「悼む」には「人の死を悲しむ」という意味があります。

亡くなったことを悔やんだり、心を痛めたり、故人との記憶を思い出したり、安らかに眠って欲しいと願うときに使います。

ケガや病気の人に心を痛めても、生きている人には使わない言葉なので、注意しましょう。

 

また『悼む人』という天童荒太の長編小説があります。直木賞受賞作品です。

2015年には映画化もされています。

『悼む人』は、亡くなった人を「悼む」ために全国を旅する青年を中心に、人の生死や罪と赦しを描いた作品です。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

「悼む」の語源

「悼」という漢字は、「りっしんべん」と「卓」によって成り立っています。

「りっしんべん」は心や心臓を意味し、「卓」はひときわ高く抜きんでているという意味です。

これらが組み合わさることにより、人の死で心が悲しみ動揺するという意味の「悼」が出来ました。

「悼む」の使い方

「悼む」の例文をいくつかご紹介します。

生きている人に対しては使わない言葉なので、注意しましょう。

「友の死を悼む」

「遺族に個人を悼む気持ちを伝える」

似た意味に「弔う」(とむらう)があります。
「弔う」は「人の死を悲しむ」という意味もありますが、供養する、冥福を祈るという行為も表します。

また「愁傷」(しゅうしょう)は、嘆き悲しむことを意味します。
「御愁傷様」(ごしゅうしょうさま)のように、相手を気の毒に思うという意味もあります。

まとめ

いかがでしたか?

「悼む」の読み方は「いたむ」でした!

お悔みごとに使う言葉なので、正しく使用しましょう。