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「早朝練習」に「Wi-Fi禁止」まで…韓国がアジア大会へ“規律強化”を掲げるワケ「精神力を鍛える」

  • 2023.8.25

杭州アジア大会に出場する韓国代表選手団では、規律を徹底的に強化して練習にまい進できる環境が造成されるようだ。

韓国では8月24日、鎮川(チンチョン)選手村で「杭州アジア大会D-30メディアデー」が開催された。

大韓体育会のイ・ギフン会長、今大会で韓国代表選手団の団長を務める韓国ラグビー協会のチェ・ユン会長、チャン・ジェグン選手村長らが参加したなか、チャン村長は以前と比べて変化した選手村の雰囲気と環境を説明した。

チャン村長が掲げたのは“規律強化”だ。

チャン村長は「これまでは自律性を大いに強調した。しかし、2018年ジャカルタ・アジア大会でメダル数が減ったことで、選手たちの心をしっかりつかむことができるように努力した」と伝えた。

チャン・ジェグン選手村長

まず、早朝のトレーニングが義務付けられた。チャン村長は「精神力強化のためだ。これによって集中力も向上している」と説明した。

さらには山岳訓練も復活した。2週間に1回、山岳訓練を行っているという。チャン村長によると、「選手たちの熱い心と執念を作ろうと努力している」という。

最後に、午前0時から午前5時までの時間帯でWi-Fiを切っていることも明らかにした。

映像がより発達し、スマートフォンを見る時間が多くなった。もちろん、アジア大会を控えた時点での一時的な方法ではあるが、若い世代にとっては慣れない環境であるわけだ。

チャン村長は「次のトレーニングに支障を与えないためだ。選手たちが少しずつ良くなっている。規則によって動いているうちに、バイオリズムも良くなった」と強調した。

メディアデーに出席した韓国代表選手団

これに対し、ブレイキン(ブレイクダンス)種目でアジア大会に出場するキム・ホヌ(35)は、「良い経験をしていると思う。夜明けに起きるのは、当然受け入れなければならないことだ。朝に体操をするとき、僕たちは踊りながらムードメーカーの役割をしている。スポーツ人として上手くやっている」と笑顔を見せた。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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