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実際に旅した筆者が教える!台湾の魅力たっぷりの贅沢3泊4日モデルコースはこれだ

  • 2023.8.24

日本から比較的気軽に行くことができる海外旅行先、台湾。観光、グルメ、絶景と魅力は盛りだくさんです。現地の方が日本人にとっても親切で温かいのも嬉しいですよね。今回は、筆者が実際に行った、台北、台中を120%楽しむことができる3泊4日の台湾旅行プランをご紹介します。

【1日目】 16:00 ▷ 台北到着。

日本からおよそ2時間半のフライトを経て台北に到着しました。楽しい旅行の始まりです。ホテルにチェックインしたあと、いよいよ台湾市内の観光スタート。日本とは全く異なる街の雰囲気に心躍ります。

18:00 ▷ 龍山寺でお参り。

台湾旅行のスタートを切るのは「龍山寺」です。実はこのお寺、清王朝の時代に建てられ、なんと台湾最古のもの。当時の人々が「神様に保護していただけるように」と想いを込めてつくられたのです。現在は「台湾最強のパワースポット」と呼ばれるほどにご利益が信じられています。

地元の住民からの信仰も厚く、拜拜の日(旧暦の1日と15日)や、お正月は参拝者で境内がいっぱいになると有名。筆者が訪れたのは、偶然にも旧暦の15日。お経を唱え、お供え物を置く人で溢れていました。夜に訪れたこともあってか、とても神秘的で異国情緒を感じました。

龍山寺

19:30 ▷ 台湾のランドマーク、台北101へ。

次に訪れるのが、台湾のランドマーク「台北101」です。2004年の建設当時は世界で一番高かった508メートルのビルで、日本の共同企業団体が協力して建設したそう。現在は東アジア1の高さを誇っています。展望台のイメージが強いこのビルですが、実はとても商業施設が充実しているのでショッピングも楽しむことができます。

筆者が訪れた際には、雨が止んだ後で霧がひどく、地上からてっぺんを見ることができませんでした。しかし、それはそれで雲に消えていくビルがとっても近未来的に見えたのを覚えています。台北といえば!のこのスポット。ぜひ行ってみてください。

台北101

21:00 ▷ 活気にあふれる夜の市場、士林夜市へ。

次に訪れたのは、「士林夜市(しりんよいち)」。台湾のB級グルメの宝庫といえば夜市ですよね。ネオンが光る通りにおいしそうな料理の匂い。これこそ台湾、といった雰囲気です。その中でもここ士林夜市は台湾で最も有名な夜市で、観光客はもちろん、地元の人も利用しているんだとか。

筆者はここで夜ごはんがてら小籠包やフライドチキン、タピオカ、いちご飴などを食べました。どれも作りたてなので美味しかったのはもちろん、なんだか日本で食べるのとは違う「異国の味」を楽しむことができました。ただし生ものには注意しましょうね。

士林夜市

【2日目】 10:00 ▷「台湾のベニス」へ行こう。

① 淡水沿いをサイクリング。

2日目、朝食をホテルで済ませて早めの時間に向かったのは「台湾のベニス」として名高い「淡水」。台北市内から電車で1時間ほどで行くことができます。淡水沿いにサイクリングロードが整備されていて、サイクリングを楽しむこともできるんです。

たくさんの人が忙しく歩く台北市街とは違って、空が広がる景色はとても気持ちがよく、リフレッシュすることができます。特にサイクリングの中間地点でたどり着く「關渡大橋 / 関渡大橋(かんとおおはし)」からの眺めは爽快です。

淡水

② 「關渡宮」を参拝しよう。

淡水の近くにある「關渡宮(かんとぐう)」。こちらは財運アップのパワースポットとして、現地の人だけでなく観光客にも知られています。なんと台湾の中で最古かつ最大の同郷の神様である「媽祖(まそ)様」が祀られています。みなさんもお願い事をしにぜひ訪れてみては?

廟の裏が洞窟のようになっていて回廊があり、壁面には財運神様が並んでいます。そこを抜けると、淡水河、そして観音山を眺めることができます。自然が豊かでとても気持ちが良いので午前中のお出かけにもおすすめですよ。

關渡宮 Guandu Temple (Kuantu Temple)

16:00 ▷ ランタンの街、いざ十分へ。

次に訪れたのは、「十分(じゅうふん/シーフェン)」です。レトロでどこか昭和の情緒が漂う、日本でもとっても有名な街ですよね。淡水から平渓線(へいけいせん)というローカル線に乗り、3時間ほどかけて向かいますが実はとっても山奥で、周りは自然が豊かです。

十分駅

① 願いを込めたランタンを飛ばそう。

十分といえば、自分たちの願い事を書いたランタンを上げる経験ができることで人気ですよね。平渓線の線路上、電車が来ないタイミングで上げるのでちょっぴりスリリングですが、上がっていくランタンはとってもきれいなので、ついついいつまでも見上げてしまいます。

また、ランタンを上げる時以外にも、平渓線の線路内は列車が来ない間、自由に立ち入ることができます。こんな体験は日本ではできないので、ぜひ立ち入って非日常を楽しんじゃいましょう。インスタ映えなスポットとしてもおすすめですよ。

十份老街

② 大迫力の自然を見に行こう。

周りを自然に囲まれた十分。駅から歩いて約15分のところには、「台湾のナイアガラ」の異名を持つ滝があります。その名も「十分瀑布(じゅうふんばくふ)」。台湾最大の滝で、幅約40メートルに渡って滝が広がっています。ランタンを上げた後は少し足を伸ばして立ち寄ってみては?

十分瀑布

③ スリル満点の吊橋を。

駅と街を繋いでいる「静安吊橋」は、橋の上からの景色がとっても綺麗。全長128mのレトロなこの橋は、風で揺れるためスリル抜群ですが、観光客に人気のスポットの一つ。タイミング次第ですが、ランタンが飛ばされる絶景を眺めることもできます。

十份老街

19:00 ▷ 夜の九份でノスタルジックな世界へ。

次に訪れたのは、九份(きゅうふん)。日本統治時代に金鉱山として華を極めた、まさに金鉱の街です。世界的大ヒット映画の舞台とも言われているこの街。ノスタルジックな雰囲気に呑まれてしまいそう。十分から行く場合は電車とバスが一般的ですが、平渓線の本数が少ないので事前に調べておきましょう。

観光客に人気のスポットは、やはりこちらの老舗茶芸館である「九份阿妹茶酒館(アーメイ・ツァージョウグァン)」。実は、美味しい台湾茶がただけるお店なんです。窓からの眺めは最高ですが、特に九份の街並みや太平洋を一望できるテラス席がおすすめです。とても混雑するので時間には余裕を持って行きましょう。

九份

九份阿妹茶酒館

【3日目】 10:00 ▷ 朝の迪化街に行こう。

① 古くからの商店街でショッピング。

雙連(そうれん)駅から歩いて約15分くらいのところにある「迪化街(てきかがい)」。台湾の乾物店や漢方薬店が多く集まる歴史ある街です。足を踏み入れると、初めて訪れたのにどこか懐かしい、タイムスリップしたような気持ちになります。

台湾ならではの食料品を買うことができるのが、この街の魅力。日本へのお土産を買うのにも最適です。特にカラスミ、ドライフルーツ、台湾茶が多く扱われていて、良い物を安価で買うことができます。ついついお土産をたくさん買いすぎてしまいそうです。

迪化街

② ヘルシーな朝ごはんを食べよう。

お土産をたくさん買ったあとは、「豆花荘(ドウファジュアン)」でヘルシーな朝ごはんをいただきましょう。「豆花」とは、絹ごし豆腐のように滑らかな食感の豆乳プリンのこと。砂糖は一切使用していないので、台湾の中でもヘルシーなスイーツとして人気なんです。

豆花荘は、現地だけでなく、日本のメディアにも紹介されたことのある人気店です。また、台湾に多くある豆花のお店の中でもトッピングが多いことで有名です。1つ1つ丁寧に手作りで包まれていて、とっても優しい味がします。

豆花荘

12:00 ▷ 台湾土産の代表、パイナップルケーキを買いに行こう。

台湾のお土産といえば、何と言ってもパイナップルケーキ。お土産にも欠かせませんよね。筆者がパイナップルケーキを求めて訪れたのは、有名店である「微熱山丘(サニーヒルズ)」。バスや鉄道でも行くことが可能ですが、筆者は時間節約のために豆花荘から15分ほどかけてタクシーで行きました。

お店ではパイナップルケーキの試食ができ、サービスのお茶もいただけます。台湾で採れたパイナップルと上質なフランス産のバター、日本の小麦粉を使って作られるこちらのケーキは、今まで食べたパイナップルケーキとは違う別次元の美味しさですよ。お土産に買って行ったら喜ばれること間違いなしです。

微熱山丘

15:30 ▷「世界で最も鮮やかな村」へ。

いよいよ、台北を少し離れて台中まで足を伸ばしてみましょう。目指すのは、「彩虹眷村(さいこうけんそん)」です。台北から台中までは新幹線で50分、日本でいうと名古屋と大阪の距離程度です。台中駅からここまでは車で10分ほどなので、タクシーを利用することをおすすめします。

鮮やかな色で溢れていますが、これは元軍人の黄永阜(こう・えいふ)さんが描いたんだそう。訪れた人が幸福になるように、という願いのもと作られたまさに「虹の村」です。訪れただけで幸せな気持ちになってしまいそう。一度見たら忘れることのない印象的な絵柄と鮮やかさは、写真映えすること間違いありません。

彩虹眷村

18:00 ▷「台湾のウユニ塩湖」へ。

筆者は「彩虹眷村」からそのまま次の目的地に行こうとしてタクシーに乗ったのですが、運転手の方にこの夕方の時間帯はこの場所がおすすめだ、と言われて急遽行き先を変更し、「高美湿地(こうびしっち)」へ。これも海外旅行の醍醐味ですよね。湖に入ることが出来るのは干潮の時間のみなので、行く際は事前に調べておきましょう。

この湖は、元々渡り鳥の繁殖地なのでバードウォッチングのスポットとして知られていました。湿地に入る橋の脇には、絶滅危惧に瀕した珍しい植物が茂っているなど、自然がとても豊か。夕方になると湖面に反射した「鏡張り」が現れて湖面に反射し、まさに「ウユニ塩湖」のような光景が広がります。

高美湿地

20:00 ▷ 豪華絢爛な「宮原眼科」へ。

高美湿地からタクシーに1時間ほど乗って訪れたのは、「宮原眼科」。まるで診療所のような名前ですが、本当に眼科なわけではありません。実はこのお店、昔は眼科だった建物をリノベーションしてお菓子の販売やレストランなどとして営業しています。

店内に入ったらそこは別世界。想像を超える内装の豪華さに驚いてしまします。1階はアイスクリーム屋さんの「宮原眼科冰淇淋」、タピオカミルクティー屋さんの「宮原珍奶」、チョコレート屋さんの「宮原巧克力」、パイナップルケーキやチーズケーキやお茶やその他お土産屋さんの「日出宮原店」のコーナーに分かれています。どこも豪華絢爛で、思わず目移りしてしまいそう。

その中でもおすすめなのが、「宮原眼科冰淇淋」です。こちらではアイスクリームを食べることができますが、そのアイスクリームがなんともフォトジェニック。自分でトッピングを選ぶことができ、とてもボリューミーで大満足できてしまいます。

2階は「醉月樓」という台湾料理とアフタヌーンティーのお店になっています。こちらも雰囲気のある空間で台湾らしいエスニックな料理がいただけるので、お腹を空かせてぜひ様々な種類の料理を食べてみるのがおすすめです。台湾最後の夜は、心ゆくまで台湾料理を楽しみましょう。

宮原眼科

【4日目】 6:00 ▷ 台湾を出発。

筆者たちの帰りの便はなんと午前6時に出発する便だったので、4日目は朝早くに台湾をあとにしました。飛行機の中ではみんな熟睡。日本に帰ってきたあとに空港の中でショッピングしてから帰路につきました。

台湾桃園国際空港

大満足の3泊4日。

筆者は実際にこの行程で台湾をめぐりましたが、3泊4日でとても充実した旅行になりました。美しい景色に美味しい料理、そして心優しい現地の方々と、魅力がたっぷり詰まった温かい国柄の台湾。ぜひ、あなたも一度訪れてみてください。

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