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【国分寺】こんなところに奈良時代の古代道路遺構が!「東山道武蔵路遺跡」

  • 2023.8.24

こんにちは!リビング多摩Web地域特派員のKoharu(こはる)です。

今回ご紹介するのは、西国分寺駅のそばにある「東山道武蔵路」。古代の路を再現したこの道路をご紹介します。

東山道武蔵路の遺跡の展示

「東山道武蔵路」があるのは西国分寺駅から歩いて5分。武蔵国分寺公園のすぐそば。東京都公文書館沿いにある道路です。

出典:リビング多摩Web

この道の事を知る以前、初めて通りかかった時に「幅の広い道路だな〜」と思っていたのですが、やはりこの道はただの道ではなかったんですね〜!

出典:リビング多摩Web

東京都公文書館沿いの北側には「東山道武蔵路」の遺跡再生展示施設が設けられています。図解で説明されているパネルがあるのでわかりやすいんです!!パネルによると...

”「東山道武蔵路」は都と地方を結ぶ古代東山道の枝道の1つで上野国から武蔵国府へと南下する幅約12mの直線道路”

とのこと。

出典:リビング多摩Web

この古代の道は400mに渡り広々と続いています。

道幅12mの道路跡を再現

ここの見所は何と言っても一般の道として古代の道幅の12mを再現していること!こんなに広い歩道、私は見たことありませ〜ん(笑)

出典:リビング多摩Web

道の途中にも説明パネルがあり、そちらにはさらに詳しい「東山道武蔵路」の説明が書かれています。ここには”645年の大化の改新後の中央集権国家の成立によりできた五畿七道の幹線道路の名称”と。

出典:リビング多摩Web

パネルには”大化の改新”だの”続日本記”だの社会の教科書で出ていた言葉がたくさん出て来て、にわか歴女の心をくすぐります(笑)

道路は茶色のアスファルトなのですが所々黄色く塗られた部分があり、「なんだろう?」と思っていたら”発掘された側溝の位置及び形状を黄色くして忠実に平面表示”された跡だそうです。

この道路の下に道路の遺跡が埋没保存されているかと思うと遥か古代のロマンを感じてしまいます〜。

史跡東山道武蔵路跡(西元町地区)

東京都公文書館沿いの「東山道武蔵路」から100mほど南に行ったところは国分寺市立歴史公園として開放されています。

出典:リビング多摩Web

この「東山道武蔵路」は何度かに渡り補修、造り替えが行われた変遷を見ることができます。

出典:リビング多摩Web

この地は国分寺崖線の高台でもあり、奈良時代の見晴らしを図にしたパネルもありますよ〜。

出典:リビング多摩Web
姿見の池周辺でも見られる東山道武蔵路跡

以前ご紹介した西国分寺北口にある姿見の池の周辺にも「東山道武蔵路跡」を見ることができます。

出典:リビング多摩Web

この辺りは湧き水が多く湿地ということで、流水から道路の崩壊を防ぐための工法が使われおり、古代の土木技術を知る貴重な資料だそうです。

国分寺・府中観光振興連絡協議会”が発行している”ミニブックにも載っているので是非市役所や国分寺駅でゲットしてみてくださいね。

出典:リビング多摩Web

普段何気なく通る道も歴史を知って通るとグッと興味が湧いてくるのではないでしょうか〜?夏休みのお子さんの自由研究にも最適です。是非、お散歩しながら歴史探検してきてくださいね〜!

東山道武蔵路跡 住所:国分寺市泉町2丁目、西元町2丁目、西恋ヶ窪1丁目 アクセス:JR西国分寺から徒歩5分 ホームページ:https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/kouen/1005196/1004221.html

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