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フォトグラファー・高橋ヨーコさんが大切にしている、道具の本。『Donald Judd Spaces』

  • 2023.8.24
出典 andpremium.jp

コンパスなど使っていた道具すらかっこいい。

ドナルド・ジャッドは現代美術のアーティストですが、自分の中ではアメリカのマーファに拠点を持ち、風土性を考えながらものを作っていた建築家という印象です。そして家具のデザインも、作っていたビジュアルも、本人も全部がかっこいいとしかいえない。彼が使っていた道具の写ったページがあって、コンパス、ネジ、ペンキ缶のオープナーなど、どれもかっこよくてじっと眺めてしまう。この作品集は、2020年から住んでいる家のリフォームを少しずつ進めていたときに、何となくめくっていました。スペースを真似ることはできないので、この本ではそういうところを見ています。建物と環境の融合性について語っていますが、彼の言葉「このままでいい、変えるべきではない」は示唆的です。

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『Donald Judd Spaces』 著 ドナルド・ジャッド (Judd Foundation)

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高橋ヨーコ Yoko Takahashi
フォトグラファー。1970年生まれ。京都出身。大学卒業後フォトグラファーを始める。2010年、サンフランシスコに移住。’20年に帰国。在米の10年間をまとめた自費出版の『SAN FRANCISCO DREAM』など、著作多数。

illustration : Shapre text : Akane Watanuki edit : Wakako Miyake

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