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彼の友人とホテルへ… 不倫関係を続けながら婚約した「女性のあやまち」【前編】

  • 2023.8.23

結婚は、愛し合う二人がたどり着くゴールのはずが、パートナーを裏切りながらも結婚に至るケースもあるようです。紗里さん(仮名・30歳)はかつてそんな経緯で結婚をして、現在はとても後悔しているそう。当時、いったいどんな状況だったのかを詳しく伺いました。

バーベキューパーティーでの出会い

「4年前のお盆休みのことです。友人からバーベキューパーティーの誘いを受けて参加することになり、20人ほどの男女が集まりました。
友人はお酒を飲むと社交的になるタイプで、私を置いてほかのグループに混ざってしまったんです。肩身の狭い思いをしている私に声をかけてくれたのが、のちに夫となる武弘(仮名)。彼は友人の雅也(仮名)という男性と参加していました。」

彼と交際開始

「バーベキュー後、武弘からLINEが届き、食事に誘われました。パーティーでの話になった際、同行していた雅也が既婚者であることを聞きました。
雅也は私と同業者で、共通の話題で盛り上がったこともあり、個人的に連絡を取っていたんです。彼の妻に誤解されるのは避けたいと思い、後日そのことを尋ねると、“伝えてなくてごめん”と謝られました。しかし、相談相手としてLINEでのやり取りは続けていました。
そんな中、武弘と2回目に二人で食事に出かけたとき、“付き合って欲しい”と告白され、交際が始まったんです」

ホテルに時計を忘れてしまい…

「武弘との交際が始まってしばらくして、雅也からLINEがきました。“仕事のことで相談がある”と言うので、二人で会うことに。お酒を飲みながら、率直な意見を言い合っていると、すごく心の距離が縮まって、彼への好感度が一気に上がった感じがしました。
店を出たあと酔いも手伝って、勢いでホテルに行ってしまったんです…。もちろん罪悪感があったので、仕事の話だとしても、もう二人で会わないと決めて別れました。
しかし家に帰ってから、腕時計をなくしたことに気づきました。雅也から“忘れた時計を預かっている”と連絡が来て、もう一度会うことに。ダメだとわかっていたのですが、また彼と話が盛り上がってしまい、再びホテルへ行ってしまったんです」

不倫を続けながらの結婚

「こうして、武弘と交際しながらも、既婚者である雅也との不倫関係はズルズルと続いていきました。その頃にはもう彼らはほとんど会っていないようで、不貞を必死に隠す気持ちも薄れていましたね。出会って1年が経とうとしたころ、武弘から結婚を申し込まれました。もう不倫に対して罪悪感もなくなっており、私は素直にプロポーズを喜んだんです。
雅也に結婚のことを連絡しても、“よかったね”と言うだけで、特に関係をどうこうしようという話にはなりませんでした。なので、結婚後もこのままずっと、今まで通りの関係が続いていくんだろうなと漠然と考えていました。結婚式には、夫の友人として雅也も呼ぶつもりでしたが、仕事で来れないということを残念にすら思っていましたね」

“結婚前から不倫していた女性の告白”をご紹介しました。
最初に抱いた罪悪感も、時が経つほどに薄れていってしまったようです。慣れとは怖いもの。しかし、その罪はしっかりと心に刻まれていることでしょう。
©Hananeko_Studio/shutterstock ©kei907/shutterstock

文・塚田牧夫

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