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なんで困っている側が悩まないといけないの?|三男が学校で初めて泣いた

  • 2023.8.23

この漫画は、安田ふくこ(@3kyoudiary)さんの三男、小学2年生のケイ君が、クラスメイトのSさんの兄に呼び出され、Sさんに嫌がらせをしたとして、謝罪を要求されたというでき事についてです。身に覚えのないケイ君でしたが、恐怖で謝ることに。そしてこの事件の背景には、ケイ君のクラス内の女子同士の行動が関係していました。クラス内の中心でいたいという意識が強い女子達の誇張した表現が、回り回って、ケイ君を巻き込んだのでした。『三男が学校で初めて泣いた』第15話をご覧ください。

ケイ君を渦巻く環境の問題点はわかりましたが、まだ改善策はないまま。とにかくケイ君が肩身の狭い思いをするのはおかしいです。

ふくこさんが感じるように、どうして被害者が学校に安心安全に通うために、苦労しなければならないのでしょうか。こうやってふくこさん家族が悩んでいる間に、SさんやSさん家族、クラスの女子達に今回の問題を考えてもらいたいですね。

「子どもの糧になる解決」のために親ができることを考えよう

小学校で同じクラスの女の子に対し、いじわるをしたと決めつけられ、トラブルに巻き込まれたケイくん。話を聞くうちに、相手の子の親・兄までが、ふくこさんの知らないところでケイくんを呼び出して責めていたことが判明します。

世の中に色んな考えを持つ人がいて、同じ年の子を持つ親同士でさえ、子どものトラブルへの対応スタンスが違いますよね。さらに子どもの特性、家庭環境、子ども同士の関係性など多くの要素が混じり合い、スムーズに解決とはいかないことも。

もしわが子がトラブルの当事者になったとき、まずできることは、子どもの話をしっかり聞くこと。そして漫画からわかることは、いきなり相手を責めず、学校に確認を取ることも重要だということです。一方の話だけでは、見えていない背景がありますよね。

子どもを守りたいという親の気持ちが、余計にトラブルを複雑にし、本質を見えにくくするのは残念なことです。一方的な主張をしたり、親の立場を守ったりすることよりも、子どもたちにとって良い解決策を見出す姿勢を持つことが大切ですよね。起きてしまったことは受け止め、その上でわが子も相手の子も成長できるようなサポートをすることが、親ができることなのではないでしょうか。

著者:ume

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