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親友に優しくするように、自分に優しく…モラハラに苦しむ人に伝えたいこと

  • 2023.8.23

夫から8年もの間、モラハラやDVを受けてきた、主人公。モラハラの影響が娘にあらわれたことをきっかけに、一刻も早く家を出ることを決意します。当初、子どもの通学のことを考え、近所への引っ越しを考えますが…。『モラハラ夫から逃げてきた』をダイジェスト版でごらんください。※漫画の中に暴力・モラハラに関する表現があります。苦手な方はご注意ください。

友人に「命を助けてもらった」

夫のモラハラが始まり、8年もの歳月が流れていました。ついに、暴力をふるうようになった夫。子どもへも影響が出始めたこともあり、早急に家を出る決意をします。

そんなとき、力を貸してくれたのが、3人の友人でした。宿泊や仕事で必要な携帯電話、そして的確なアドバイス。どれも、主人公親子の「命」を守るために、とても重要なことでした。

こうして、勢いで飛び出した主人公親子は、しばらくホテル暮らしを続けます。ホテルから出勤、通学をする日々…。ですが、夫から離れてからしばらく、あることに悩まされます。

フラッシュバックにさいなまれ…

長い間、耐え続けてきたモラハラの傷は、そう簡単には消えませんでした。食事ものどを通らないほど、フラッシュバックに苦しむ日々…。ですが、そんな主人公の支えになっていたのが「仕事」でした。

そしてようやく、新居が決まります。これからの生活を祝福するかのように、入居日は快晴でした。やっと、本当の意味で、モラハラ夫から解放され、新しい生活がスタートした主人公親子。そして、ツラい経験をしたからこそ、今、同じように悩んでいる方へ向け、メッセージをつづっています。

今、つらい状況のあなたへ

モラハラを受けた主人公だからこそ、胸に刺さるメッセージです。「親友に優しくするように、自分にも優しく」という言葉は、思いやりにあふれる言葉です。自分に厳しくしてしまう人、自分さえガマンすればいい…と、考えてしまう人ほど、第三者の目線になって考えることが必要ですね。

結局、元夫は調停を無視し、離婚に関するお金は未払いのままです。ですが、それ以上に「自由」を手にすることを選んだ主人公。

人生はいつでもやり直すことができます。そして、誰もが幸せに生きる権利があります。過去と他人は変えることはできませんが、未来と自分は変えることができます。勇気を出して、一歩踏み出すことが何よりも大切です。

自身の体験を発信することについて、原案者であるはぴはろさんは以下のように語っています。

「私の体験談を読んでいただき、ありがとうございます。すてきな漫画にしてくださり、大変感謝しております。自分で読みながら、時折思い出して涙が出てしまいました。

私がこの体験をつづったのは、同じような苦しみの渦中にある女性たちの『なにか行動してみよう』と思えるきっかけになれたらと思ったからです。

それまで夫との生活の現状維持に必死だった分、何もかも捨て、大切なものを守るのは大変だし、しんどかったです。

でも、行動してよかった。私はカゴから飛び立てました。

まだまだ自分のなかの葛藤がないわけではありませんが、今は仕事も家庭も恋愛も、極めて順調です。数年前の私がどう思うでしょうか。自分でもびっくりです。

こんな人もいるのだから、得たい未来を諦めてほしくないと思います。
読んでくださった皆様が、この漫画から受け取れるものがありますよう願います」

配偶者からのモラハラやDVについては、公的機関への相談もできます。下記リンク先を参考ください。

原案:はぴはろ

イラスト:西谷まみ

著者:ももこ

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