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帯紐がこんなに使えた...!お金をかけずに素敵に着こなせる0円リメイク

  • 2023.8.23

サステナブルな行動”のバトンをつなげていく、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。今回は自然体でエシカルなライフスタイルを送るarisaさん。お金をかけなくてもアイデア次第で手持ちの服が素敵に生まれ変わる、エシカルファッションの取り入れ方を教えてもらいました。

エシカルファッションって?

「エシカルファッション」とよく耳にしますが、生産過程から消費者に届くまで、倫理的、道徳的であり地球環境や人にも優しい製品であることを指します。
例えばその製品がオーガニックコットンを使ったものであったり、リサイクルプラスチックを生地に作られているもの、フェアトレードの認証マークがついたものなど。
これらを購入することは、エシカルな選択と言えます。
こういった選択をしたいなぁと思いつつも、お値段の壁にぶち当たったり敷居が高いと感じた経験はありませんか?
今回はお財布に優しく、家にあるもので簡単にリメイクしたり、普段のファッションにエシカルな要素を落とし込むスタイリングアレンジなど、私が洋服を選ぶ基準も一緒にお伝えしたいと思います。

近所にある古着屋、リサイクルショップへ行ってみる

ネットで"リサイクルショップ"や"古着屋"と検索したらいくつか候補が出てきます。
中には、大手リサイクルショップの他、地域のボランティアで運営している支援型のリサイクルショップなども出てくるので、ぜひ一度足を運んでみてください。
筆者が住む近所には、地域の市民が衣類や雑貨を寄付し、ボランティアの方の知恵を出し合いながら運営されているチャリティショップがあります。(売上は震災復興支援や国際支援に充てているそう)
バイコット(地球環境に貢献しているものを購入し、応援すること)は、リサイクルショップでTシャツを買ったり、住まいの自治体が開催するマルシェで顔の見える人から購入することでも成立します。

クローゼットで眠っている衣類を掘り出す

SNSから流れてくるのは、ファストファッションやお洒落なあの人が身につけているお洋服や小物。
もちろん、私もチェックは欠かせません。
物欲が沸々と湧いてきたら一旦ここで、自分のクローゼットをあけて今持っている衣類に目を向ける時間にシフトするのがオススメです。
しばらく着ていないけれど捨てるにはもったいないし、まだまだ着れそうな服が出てきませんか?
仕分け中に突然断捨離モードになる場合もありうるので、その場合は着ない服をその場でウエスにしたり、回収サービスをしているユニクロ・GU・無印良品・ZARA・H&M・イオンモールなどに持って行けるようにカテゴリー分けをしておくとよいです。

ボタンに好きな色の糸をかぶせて0円リメイク

クローゼットを整理したら、何年か着ていないスカートが出てきました。ヴィンテージショップで購入し、少し想い入れがあって捨てるまでには至らないもの。
このスカートに命を吹き込めないかと思いついたのが、ボタンに糸を被せて裁縫することでした。
刺繍糸は、元々家にある物で賄えたので実質0円リメイクです。
私は大雑把な性格のため、手の凝ったアレンジやリメイクはあまり得意ではありません。元々縫い付けてある糸はそのままに、何回か上から往復縫いをしたのみのズボラリメイクです。
もし、刺繍糸が家にない場合は太めの糸の方を購入していただく方が、強度が高く裁縫もしやすいと思います。
元々シンプルなデザインのスカートに、カラーのアクセントが入るだけで違ったイメージに生まれ変わり、あっという間に唯一無二のスカートの完成です。長らく眠っていたスカートが今ではクローゼットのメインラックにかかっています。

ニットの裾にも刺繍してみました。羽織れる季節がやってくるのが楽しみです。

100円で買った帯紐でスタイリング

お着物や浴衣一式揃っていればすぐに実践出来るスタイリングのご紹介です。

先述したチャリティーショップで使い回しが出来そうな黒い帯紐を100円で購入しました。
こちらのチャリティーショップでは、100円ショップで取り扱っているような日常雑貨や着物をアレンジした手作りバッグ、食器なども販売されています。これらは地域の人からすべて寄付されたもの。

チュニックシャツのベルト通しに通せば、ウエストマークになります。

カーゴパンツに通してそのまま垂らしてみても一味違うコーディネートになり、とっても素敵だと思います。日常生活では出番の少ない着物の雑貨も、普段着に落とし込むと意外にも馴染むのでぜひトライしてみてください。

物語があるものに囲まれた暮らし

古着屋さんではサイズが違うなどの条件が合うことが稀な分、自分好みのお洋服に出会ったときの喜びはとても大きく感じます。
今、私たちが目にするものには何かしらのストーリーがあり、その背景を知ることはものの価値を高めることでもあると思うんです。私がよく行く古着屋では洋服の歴史やルーツも一緒に売ってくれます。

物語を吹き込むことは、私たちにも簡単にできること。
例えば、使用しない布を繋ぎあわせてエコバッグにしてみたり、誰かから譲り受けたものはそれだけで重みがあります。
また、買わないという選択もエシカルアクションとも言えますが、無理をしたり我慢をするのではどれも長続きしません。
特に、白いシャツなどは襟周りの汚れがどうしても目立ってきてしまうものなので、白いものは新調するなどして自分なりにファッションにお金をかけるバランスを取ることも長く続けるコツ。
想い入れのものを使っていくことが、エシカルなファッションのたしなみではないのでしょうか。

わたし、身近な誰か、地球にもいいコト起きる“サステナブルな行動”をここからつなげていこう!
暮らしにいいコトの循環“サステナブルな行動”が一人でも多くの人につながってほしい、という思いを込めた、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。
サステナブルな行動は、環境だけでなく、実はみんなが思っている“モヤモヤ”“小さな不満”を解決してくれます。

「#TSUNAGU100」のハッシュタグをつけてSNSで投稿いただいた方の中から、編集部が選び、記事に取り上げさせていただきます。

“サステナブルな行動”とは?
✓ゴミを減らす工夫、使わなくなったものを再利用、モノを大切に使う気持ち
✓実はみんなが思っている暮らしの中の“モヤモヤ”“小さな不満”が解消できる
✓自分や、身近な誰か、地球にもやさしい etc..

“サステナブルなモノやコト”を、みんなで共有していきましょう!

こちらのレビューはInstagramでもご欄いただけます。「#TSUNAGU100」のタグを覗いてみてくださいね

writer / arisa arisa

取材協力

arisa
植物や動物や人も自然体であるものに惹かれ、Instagramでは好きなモノやコトを勝手にPRしています。
プラントベースの食事を基本としたフレキシタリアン。お酒も大好き。日常はもちろん、旅に出るときもエシカルチェックは欠かせません。

https://www.instagram.com/arisa_matsuya/

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