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「嬉しい!生理前のイライラが消えた!」PMSの解消法あります♡

  • 2023.8.23
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生理前のイライラに悩んでいるなら、月経前症候群(PMS)かもしれません。

PMSは生理前3~10日の間続く精神・身体的症状で、生理開始とともに軽快、消失するものをいいます。

この記事では、無理なくできるPMSイライラ解消法をご紹介します。

原因不明のイライラ症状はPMSかも?

イライラ症状
出典:shutterstock

PMSを発症している方は、生理前にイライラや不安、怒りなどが生じやすくなります。

PMSの症状は実に200以上あるといわれており、同じ人でも月によって異なることもあります。

以下に、PMSのイライラ症状の具体例や、うつとの違いについて解説します。

PMSのイライラ症状の例

PMSは、月経開始とともに症状が軽くなったり、消失するのが大きな特徴です。

たとえば、次のような症状が挙げられます。

  • 集中できなくなる
  • 子どもを強く叱ってしまう
  • パートナーに対しきつくあたる
  • いつも気にならないことが気に障る
  • 怒りの感情を抑えられない
  • 怒ってしまった自分に嫌気や罪悪感を感じる
PMSとうつとの違いは?

PMSとうつとの違いは、PMSは周期的で生理開始により症状が軽くなるという点です。

一方、うつの場合は、生理開始による症状の変化がほとんどみられません。

日常生活に支障をきたすほど重い症状が出ている場合は、心療内科や婦人科の医師に相談してみましょう。

PMSのイライラを予防・緩和させるには?

PMSのイライラを予防したり緩和したりするための、3つのポイントをご紹介します。

症状の記録をつける
症状の記録
出典:shutterstock

生理のリズムを知って、症状を予測できると、心構えができ、家族や周囲に協力を求めやすくなります。

そこでおすすめしたいのが、「基礎体温」と「症状」の記録です。

基礎体温を記録することで生理周期を知り、どの時期にどんな症状が起きやすいかを把握しておきましょう。

スマホアプリにも簡単に基礎体温や症状を記録できるものがあるので、探してみてはいかがでしょうか。

適度に運動する
適度に運動
出典:shutterstock

ウォーキングなど、適度で定期的な運動は、心とからだの健康だけでなく、疲労感や憂うつ感の予防にもなります。

ヨガやマッサージなどを行い、リラックスする時間を作るのもおすすめです。

アルコールやカフェインを控える
アルコールやカフェイン
出典:shutterstock

PMSを悪化させるアルコールやカフェインを控えることも大切です。

・アルコール
アルコール摂取による低血糖は、イライラを高める原因となります。

・カフェイン
カフェインを摂りすぎることは神経を刺激し、イライラや緊張感を高める原因となります。

コーヒー、紅茶、チョコレートなどの多量摂取は、カフェインの摂りすぎにつながるので注意が必要です。

PMS症状は漢方で内側から緩和するのもおすすめ

漢方
出典:shutterstock

PMSの「イライラ」「不安感」などのさまざまな症状に、効果が認められている漢方薬はいくつもあります。

婦人科でのPMSに対する薬物療法には、主に低用量ピル、鎮痛剤や利尿剤、漢方薬などが使われています。

漢方薬は心とからだにアプローチするので、PMSによって起きるいくつもの悩みを同時に根本的に改善します。

漢方薬なら自分の症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、健康法としても簡単に続けられるでしょう。

PMSのイライラ・不安感などでお悩みの方におすすめの漢方薬

・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
体力中程度で、イライラ・怒りやすいなどの心の症状がある方。
「肝」の高ぶりを抑え、「気」や「血(けつ)」の巡りをよくすることで、イライラや感情を抑えられないといった不調を改善します。

・加味逍遙散(かみしょうようさん)
体力中程度以下で、イライラ・不安などの心の症状がある方。
「血」を補い、「気」の巡りをよくすることで、イライラを伴う不調を改善します。

・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
体力中程度以上で、便秘が気になり、月経時に不安などがある方。
「気」や「血」の巡りをよくして、のぼせや便秘、精神不安などを改善します。

漢方薬を選ぶ際の重要なポイント
漢方薬
出典:shutterstock

漢方薬を選ぶ際は、自分の状態や体質に合っているものを選ぶことが重要です。

うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるためには、医師や薬剤師など専門家の力を借りるのがおすすめ

漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、個人に効く漢方薬を見極め、お手頃価格で自宅まで郵送してくれる「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

正しく対処してイライラ知らずの毎日を

イライラ知らず
出典:shutterstock

周期的なPMSの不調はつらいですよね。

自分の生理周期や心のリズムを把握して、心とからだをいたわっていきましょう。

生理前のイライラを「PMSだから仕方がない」と我慢するのではなく、ご紹介した対策や漢方薬で和らげて、健やかな毎日を過ごしてくださいね。

なお、漢方薬は自分の体質やタイプに合ったものを選ぶことにより効果が発揮されるので、まずは専門家に相談することをおすすめします。

この記事を書いた人

薬剤師 竹田由子
大学院で臨床薬学を専攻、病院で10年勤務、結婚後は調剤薬局勤務、ライターとしての活動も始める。腎機能低下を機に、月経痛への鎮痛剤使用量を漢方で減量成功した経験がある。
元漢方・生薬認定薬剤師で薬膳漢方マイスター。
「日常の不調はまず漢方」をモットーに生活を送る。病院時代の長いDI経験を生かし、薬の面から分かり易くサポートしたいと考えている。

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