銀行員がこっそり教える！「お金持ち」に共通するお金の使い方

富裕層は意外と倹約家で、謙虚な人が多いと銀行員は仕事を通して感じるという。そして、お金持ちたちには共通点があり、彼らはお金をここぞというときにしか使わないらしい。お金持ちたちは、どのような節約を日常的に意識して、それを実践しているのだろうか？

貯めることを意識しなければ、お金はすぐになくなってしまう。しかし、お金の賢い使い方については教えてくれる人はそうそういない。そのため、自分自身で意識することが必要だ。ここでは、お金持ちたちのお金の使い方を見てみよう。

お金持ちは、月末に報酬が入金されたら、すぐに先取り貯蓄を行っている。

つみたてNISAなどを報酬から強制的に差し引いた後の金額で生活するようにしているのだ。

たとえば、つみたてNISAは、毎月同じ日に定額で銀行預金から引き落とされるような設定ができる。

元本割れのリスクもあるが、基本的には金融庁が認めた投資信託なので通常の株式投資などと比べればリスクは少なめだ。その結果、ほったらかしで貯蓄を増やせる。

経営者の多くは、株式投資などの投資をして資産を増やしている。経営者は人が良いといったものに飛びつかず、必ず自分で納得してから投資をする傾向にある。

投資を急がないので、通常よりお得感があるタイミングで購入できるのも経営者ならではだ。

株が上がっているときはお金を貯めておき、リーマンショックなどのように大きく株価が下落した時に一気に投資をしている。

富裕層たちのお金の使い方には、いくつかの共通点がある。お金持ちたちのお金の使い方を知って、今すぐ生活に取り入れてみよう。

意外に思うかもしれないが、富裕層の多くはかなりの倹約家だ。周囲に「お金持ちなのにケチな人」と陰口を叩かれる人も少なくない。

たとえば次のような傾向はよく見られる。

・自分がムダだと思えば1円でも出し渋る
・身なりや持ち物が意外と質素である
・庶民的な生活をしている
・子どもにはむやみにお金を与えない
・金銭的援助に関しては身内でも厳しく審査した上でその是非を決める

富裕層はムダなことには一切お金を出さない厳しさがある。

周囲にケチだと言われてもその姿勢を崩さない理由は、大金があっても使い方次第で一瞬でなくなる怖さを誰よりも知っているからだろう。

富裕層には時間に厳しい人が多い印象だ。具体的に言えば、お金と同じくムダな時間を費やすことを非常に嫌う傾向がある。

たとえば、こんなところでその傾向が現れます。

・運賃が高くても最短時間で目的地に行ける交通機関を利用する
・必要に応じて専門家や家事代行などのアウトソーシングを利用する

往々にして富裕層は多忙であり、現役世代には分刻みのスケジュールで動いている人も多いようだ。

また、リタイヤ世代もムダなことに時間を費やすことを非常に嫌い、お金で時間を買う人が目立つ。

それによって自分が自由にできる時間を増やし、心身ともに豊かな生活をすることを心がけているのだ。

文/編集・dメニューマネー編集部