［３］難しいけどもったいない。たったひと言で見方を変えるということ。気持ちとからだ、その先にある「ありのまま」

世界にはからだときもちが同じセットになっていない人もたくさんいるとママから教えてもらったすばるくん。「どうして？」と不思議そうです。「神様が入れ物を間違えちゃったの？」

男の人のからだ、女の人のからだでも気持ちは同じセットになっていない人が世界にはたくさんいるのだと聞いたすばるくんは「神様が入れ物を間違えちゃったの？」と思ったようです。ミヤさんはすばるくんに言いました。

「間違いではないよ。だけど男の人と女の人のケッコンが当たり前の世界だと、ちょっとチグハグで、変な人に見えることがあるかもしれないね。」
「だから誰にも見えないところで、困ったり、悩んだりしてるかも。」

すばるくんには、まだ少し難しいようです。
・・・難しいですよね。

「大人でも難しくて、わかってあげられなくて『変な人』って蓋してそのままにしちゃうことが多いかもしれない。」

すばるくんは、ヨダカくんのことを考えてミヤさんに聞きました。
「じゃあヨダカくんもそうなの？チグハグな人なの？」
「ヨダカくんがそうだとは限らないよ。だけどもし、ヨダカくんがチグハグな人でも、そうじゃなくても。」

「今日言われた一言で今までのステキな『ヨダカくん』を『変な子』っていう風に見方を変えちゃうのは勿体ないんじゃないかな？」
と、ミヤさんは自分の考えをヨダカくんに伝えました。

その夜。
すばるくんとの会話をご主人に話したミヤさんです。
本当はびっくりして、すばるくんに何と答えたら良いかわからなかったことも伝えると、ご主人はミヤさんがした説明の通りで良いと言ってくれました。
そして、懐かしそうに微笑むご主人がつぶやくように言った言葉は

「チグハグな人かぁ。そんな時もあったなぁ。」

コハダさんさん
コロナ禍里帰り出産、そして引き続き里帰り先で育児中のコハダさんさんです！
アニメ好きのじぃじ、お茶目なばぁば、ダウン症の優しい弟に囲まれた日常を描いてます。

【第３回ママ広場コンテスト作品】

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「当たり前」とは。と、考えてしまう内容ですね。たったひと言で「変な人」と見方を変えてしまうのが勿体ないというミヤさんの言葉が刺さります。
［ママ広場編集部］