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残業・有給についても聞いていい?「カジュアル面談」の3つのポイント

  • 2023.8.22

採用活動で、選考に進む前に“カジュアル面談”を行なう企業が増えていて、特に中途採用では、4社に1社がカジュアル面談をしているという調査結果もあります。いざ自分が面談を受けるとなったら、どのようなポイントに気をつけて臨めばよいのでしょうか。

■チャンスがあれば受けるべき理由

企業がカジュアル面談を行う主な目的は、企業と求職者のミスマッチを防ぐためで、求職者も入社してみてから「入社前のイメージと違った」とがっかりする可能性を減らせます。

お互いに本番の面接とは違う、和やかな場だからこそ話せることもありますし、インターネット上の情報だけでは分からない、その企業の文化などを知る機会でもあります。

今すぐ転職する予定がなかったとしても、機会があれば、どんどんカジュアル面談を受けてみるとよいでしょう。

あまり興味のない会社であっても、その会社の人と話すことで印象ががらりと変わるかもしれません。

■最低限のビジネスマナーを忘れずに

カジュアル面談は正式な面接と違い、合否の出るものではないですし、その後必ずしも選考を受ける必要もありませんが、くれぐれも気を抜きすぎないように注意しましょう。

本番の面接と同じように、調べたらすぐ分かることを質問するのは相手に悪印象を与えます。服装もオフィスカジュアルが無難です。

組織人事コンサルタントの粟野友樹氏はカジュアル面談について、リクナビNEXTのインタビューで、「その場での合否判定はなくても、選考に進んだ際には、このカジュアル面談での印象が選考結果に影響する可能性は高いと言えます」と話しています。

■残業の有無など聞きにくいことを聞くチャンス

カジュアル面談を受ける時は、形式ばっていない雰囲気だからこそ聞ける質問をあらかじめいくつか考えておきましょう。

カジュアル面談をする企業側の意図は、転職活動をまだしていない人への働きかけです。これをきっかけに、自社への志望意欲を高めてもらい、よい人材には求人に応募してもらいたいわけです。

そのため、予定時間のほとんどが企業側のアピールで終わってしまうこともあるので、カジュアル面談だからこそ聞ける質問をあらかじめいくつか用意しておきましょう。

たとえば、本番の面接では聞きづらい残業の有無や、有給の取りやすさなど、詳しく聞くと悪印象を与えかねないことについて、突っ込んで聞いてみるのもよいでしょう。

カジュアル面談を行う企業は、今後ますます増えると予想されます。未来の選択肢を増やすためにも、いろいろな企業の話を聞いてみるとよいのではないでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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