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コーヒーブレイクで腸が老ける!? 定番だけど実は「NG食べ合わせ」3つ

  • 2015.12.28
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ウエストサイズに変化がないのに、お腹だけがポッコリ……実はそれ、お腹に“ガス”がたまっているだけかもしれません。そして、お腹のガス溜まりは“腸の老化”が進んでいるサイン。

腸の若さは血管やお肌の若さと直結しているので気をつけたいところ。しかし、実は普段ふつうにしている食べ合わせが腸の老化を招いているかもしれないことをご存知ですか?

そこで今回は、アンチエイジングセミナー講師も務める筆者が、腸の老化を促進する“意外な食べ合わせ”をご紹介します。

 

■そもそも腸の老化は「自律神経の乱れ」が原因

便秘といえば女性に多いイメージがあるかもしれません。しかし厚生労働省の『平成22年国民生活基礎調査』によると、50代を境に男性の有症者数が増え、70代以降はその男女差がほとんどなくなります。

便秘の一因として挙げられるのは、腸の働きを司る“自律神経の働き”。通常、交感神経と副交感神経のバランスが取れていれば腸は正常に機能します。

しかし、加齢とともに交感神経が優位になりがちで、副交感神経の働きが低下してしまいます。すると、“副交感神経が優位になったときに活発に活動する”腸はその機能が低下。さらに、便やガスの排泄が上手くいかなくなるため腸は老化していってしまうのです。

しかも、自律神経の乱れはストレスや加齢だけではなく“食べるもの”によっても引き起こされることがあります。普段何げなくやっている食べ合わせが、交感神経を刺激し優位にすることで腸の老化を促進してしまうことがあるのです。

 

■NG食べ合わせ1:「鶏肉」と「卵」

とろとろ卵の親子丼、甘辛い照り焼きのタレが絡んだつくねを卵黄に絡めて食べる……どちらもとても美味しい組み合わせですが、実は肉類も卵も交感神経を刺激する食品。

出来ればほうれん草の胡麻和えやワカメの酢の物といった、副交感神経を刺激する食品と組み合わせてとりたいものですね。

 

■NG食べ合わせ2:「豚肉」と「唐辛子」

唐辛子の効いたキムチで作る豚キムチは「脂肪を燃やしてくれるかも……」というイメージをもっている人もいるはず。しかし、豚肉の“アミノ酸”と唐辛子の“カプサイシン”は、どちらも交感神経を優位にさせてしまうのです。

そこでオススメなのが、豚キムチにきのこ類のちょい足し。きのこ類は副交感神経を刺激してくれるだけでなく、豊富な食物繊維で腸内環境も整えてくれますよ。

 

■NG食べ合わせ3:「コーヒー」と「チョコレート」

“ちょっと一息”には最高の組み合わせと思われがちですが、実はコーヒーのカフェインとチョコレートに含まれるポリフェノールの一種“テオブロミン”は交感神経を刺激する組み合わせ。

“あとひと頑張り”というときの集中力を高めるにはいい食べ合わせですが、あまり頻繁にこの食べ合わせをすると腸の老化を促進してしまいます。コーヒーとひんやりスイーツやケーキの組み合わせも同じ理由でNG。

つまり実は、焼肉のシメにビビンパ、食後にコーヒーとアイスクリームなんてフルコースは、腸だけでなく睡眠の質まで影響を及ぼす最悪のコースだったのです。

 

“たかが便秘”、“たかがお腹のガス”そう考えがちですが、睡眠の質が落ちたり、イライラしたり、家事や仕事が億劫に感じたりするのも、こうした腸の老化が原因となっている可能性があります。神経質にならない程度に、意識したいものですね。

【参考】

※ 平成22年国民生活基礎調査 – 内閣府
【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ kuvona / shutterstock

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