家族の幸せのかたちは人それぞれ…子どもを叱らない義姉が望んでいたものとは？

家族のかたちはそれぞれです。誰かと比べ、自分たちの幸せを見失っているのは、もったいないことです。今回ご紹介する作品は、義実家で生活を共にしている、2組親子を描いています。「家族の幸せ」とは、なんだろうか…そんなことを考えさせられる作品です。Ai(@Ai)さんが描いた、『叱らない義姉と乱暴な甥っ子』をダイジェストでごらんください。

わがまま放題のおいっ子に、手を焼く日々

千秋はさんは、結婚のタイミングで夫の実家で暮らすことになりました。夫の兄、そして姉親子と大所帯で生活をしている千秋さん。

出産を控えている千秋さんには、困っていることがありました。それは、義姉とその子どものカン太くんのことです…。カン太くんはとても乱暴で、叱っても反省をしません。また、義姉はそんなカン太くんを叱ろうともしないのでした…。

理不尽な親でも、子どもは親を愛している

千秋さんは出産を無事に終え、家族3人で楽しい旅行にでかけます。ほっとしたのもつかの間…。帰宅すると、義姉は千秋さんに大激怒。そんな様子をカン太くんはじっと見ていました…。

義姉は子どもを叱らず、わがまま放題に育ってしまったカン太くん。自分の母親より、叱ってくれる千秋さん夫妻と一緒にいたいと言います。

普段叱らない義姉が、唯一カン太くんに怒ったのは、自分勝手な理由…。そんな母親に寄り添うカン太くんは、とてもけなげですね…。子どもはよく大人を見ています。そして思っている以上に、子どもは親を愛しているのです。

数年ぶりの再会…

夫の転勤をきっかけに、義実家を離れることになった千秋さん。数年後、久々に義実家へ行くことになります。そこには、妊娠中の義姉とお兄ちゃんになった、カン太くんの姿がありました。

家族のかたちは、それぞれあり、そこに幸せを感じていればよいはず。義姉が千秋さんたちをうらやましく思う気持ちも理解できますが、今ある幸せを大事にしてほしいですね。家族のかたちについて考えさせられる作品です。

著者：ゆずプー