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「いつも救われていたの」ママ友に打ち明けられ号泣!知らぬ間に恩返しできていた?<子どもトラブル>

  • 2023.8.21
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安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。Sさん家族について情報収集をするうちに、Sさんの兄がふくこさん宅前の靴屋でアルバイトをしていたことがあり、品出しをしながら、ふくこさんの家の様子をうかがっていた可能性があることも判明。学校側には、必要なときにはSさんたちと距離を置かせてもらうようにお願いしたものの、校長先生も、教育課の支援教育部のマネージャーも、きれいごとばかりを並べて、今回のトラブルを穏便に収めようとするのでした。

そんな中、偶然なのかSさん親子がふくこさんの目の前に現れたため、冷静に話し合いを試みることに。しかし、Sさんの母は「あの子が勝手にやった」と無責任な発言を繰り返すばかり。

ふくこさんが毅然と「大事なものを守るために、しかるべき手続きを踏む」と伝えたところ、「はいはい、ウチが悪かったですっ! どーもすみませんでした!」と言い残し、Sさんの母は子どもを引きつれて立ち去ってしまったのです。

その後、担任の先生は今回のことを謝罪してくださる一方、校長先生や教育課の支援教育部のマネージャーは「参りましたね……」と言うばかり。

ふくこさんは「ご経験が豊富な先生方には、どうか現場の先生を支えていただきたい」と正直な気持ちを伝え、学校を後にしたのでした。

この一件を、今まで相談にのってもらっていたママ友たちに話すと……。

「あなたが育てた『やさしさ』に…」

これまでいろいろと親身になってアドバイスしてくれたママ友・内田さんに、一連の流れを報告。

「内田さんには助けてもらってばっかりだ……」と落ち込むふくこさんでしたが、内田さんから「あなたが育てた『やさしさ』に、私たち親子はずっと救われていましたよ」と、これまで知らなかった過去の話を教えてもらったのです。

何か直接的なお礼ができていないと思っていても、愛情をかけて育てられた子どもたちから、たくさんのやさしさが伝わっていたのですね。

そして、内田さん親子を救った長男のハルくんから、ケイくんの心をケアする新たな提案が。Sさん家族に泣かされてしまった数日後から、ケイくんは就寝中に突然何かを叫ぶようになり、夜驚症の症状に悩まされていたのです。

弟思いなハルくんは、そんなケイくんを心配し、物理的に学校から距離を置くことを考えたのでした。

SNSのコメント欄には、

「『あなたが育てたやさしさに』って素晴らしい言葉ですね! ふくこさんも、お子さんたちも、存在を認めてもらえた自信にもなるうれしい言葉ですね」

「子どもたちに捧げた愛情は巡り巡って、心の種になり花をもたらすのですね♪ ちゃんと見てくれている人はいるのですね!」

「きっと、常日頃の周りの方への言動が信頼に繋がって、周囲の方々も協力してくれたのだと思います」

など、子どもたちや周囲の人に捧げたやさしさが広がっているという感想が多数集まりました。

お礼は目に見えるものだけではありません。やさしさや気持ちなど、目に見えなくても大切なものに救われることもたくさんあります。私たちもやさしい気持ちを周囲に広められるような人になりたいものですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ

ベビーカレンダー編集部

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