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火事だと思って避難したら連れ去られる!?→アメリカの怖さを実感した【これがアメリカの女子大生(49)】

  • 2023.8.20

<火事だと思って避難したら連れ去られる!?→アメリカの怖さを実感した>これがアメリカの女子大生[#49]

(前回の続き)悪天候の日に、部屋で髪を染め始めた日本人留学生のカンナと私。
カラー液を塗り終わったタイミングで、無情にも火災報知器が鳴り響き、寮のルールに従って建物の外に出たのでした。

しかし、外に出るといつもと様子が違い、私たち以外誰も外に出てこないんです。
天気もひどく、暴風雨の中なすすべもなく立ち尽くしていると「!!!!」と、何か叫びながら熊みたいな人が鬼のような形相でこちらへやってきたのです。

雨カッパを来たその熊(のような人)は、私たちの襟ぐりをむんずとつかんで、すごい勢いで引きずっていくではないですか。

「え、え、え、誘拐?!」わけのわからない私たちはパニックで「離して〜〜!」「助けて〜!」と大暴れ。

私達の抵抗もむなしく、力づくで連れ去られた先は寮の地下室。そして、そこには寮のみんなの姿が!?

「あんたたち〜どこ行ってたのよ〜〜!」とフロアリーダーのキャロルに泣きそうな顔でハグされ、状況が理解できない私達はポカーン。

よく聞くと、この警報は火災報知器ではなくて、竜巻発生の警報で、「全員地下やシェルターなど安全な場所に避難」の合図だったのです!

そうとも知らない日本人2人は、巨大竜巻が迫っている中、「巻き上げてくれ」と言わんばかりに外に出て突っ立っていたのですから命知らずもいいところ。。。
偶然それに気づいた寮長の旦那さんが、命の危険覚悟で私たちを救出しに出てきてくれたのでした。

結局竜巻も発生せずに警報もとけ、部屋に戻ることになった私達でしたが、地上に出た瞬間にキャロルが「Oh my goodness!!!!」と絶叫したのです。

「何事?!」と振り返ると、キャロルがカンナをみて固まっているじゃないですか。

そうなんです。避難している間に塗りっぱなしのカラー剤が浸透して、カンナの髪の毛の色は抜け切り、ほぼ白髪状態になっていたのです。。

もはやかける言葉が見つからなかったのですが、ポジティブカンナは自ら「トルネードカラー」と呼んで、しばらくホワイトヘアを楽しんですっかり寮の有名人になったのでした。

次回は、アメリカ人の服がダサ過ぎて言葉を失ったお話をご紹介します!

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