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先勝とはどんな日?先勝にやってはいけないことはある?意味や読み方、やっていいこと悪いこと

  • 2023.8.19
mamagirl

「先勝」とは六曜のひとつで、午前を吉、午後を凶とする日。「何事も早めに取り掛かるのが良い日」とされています。勝負ごとにも向いている日で、先手必勝といわれることも。今回は、そんな先勝について詳しくご紹介します。どんな意味をもつ日なのか、先勝にやっていいこと・先勝にやってはいけないこと、時間帯による吉凶などを解説します。

■カレンダーの先勝の意味や読み方は?
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出典:photoAC

カレンダーでよく見る先勝とはどんな日なのでしょうか。意味や読み方などを解説します。

・先勝は六曜のひとつ

先勝は六曜のひとつです。六曜とはカレンダーでよく目にする暦注のひとつで、「大安」・「友引」・「先勝」・「先負」・「赤口」・「仏滅」の6つの曜から成ります。元々は中国の時刻占いでしたが、日本では日にちや時間の吉凶を占う指標として使用されています。
先勝は六曜の中で大安、友引に次ぐ3番目の吉日となるようです。

・先勝の読み方は?

先勝は、「せんしょう」または「せんかち」と読みます。どちらも間違いではありません。また、同じ意味で「さきがち」と読む場合もあります。

・先勝とはどんな日なの?

先勝は「先んずれば即ち勝つ」という意味をもち、「何事も急ぐと良い」とされる日。大安のように1日を通して吉というわけではなく、午前が吉・午後は凶と、時間帯によって変わるのが一般的な考え方です。
先勝の日に何か大事なことを行うのであれば、午前中にするべきという風習があります。

■何時までが吉?先勝の過ごし方
出典:PIXTA

「具体的に午前中の何時までが吉なの?」と気になりますよね。先勝の吉凶の時間帯と過ごし方について説明しましょう。

・先勝の吉の時間は午後2時まで

先勝は午前中が吉といわれており、一般的に六曜における午前中とは「午後2時まで」だと考えられています。また、はじまりの時間が午前であれば、終わりが午後になっても問題はないそう。
何か大きなことをはじめたり大切なことを行ったりするときは、午後2時までにはじめることを意識すると良いでしょう。

・午後2時~6時は凶になる

逆に午後2時を過ぎると吉が凶に変わってしまい、そのあと午後6時までは凶が続くといわれています。必ずしも行動を制限する必要はありませんが、どうしても気になる場合や縁起を担ぎたいなら、午後2時~6時は控えめに、普段通りに過ごすのがおすすめです。

■先勝にやっていいこと

先勝にやっていいことについてご紹介します。

<先勝にやっていいこと>

・入籍

・結婚式

・お祝いごと

・引越し

・納車

・宝くじ

・葬式

それぞれ詳しく見ていきましょう。

・入籍
出典:PIXTA

入籍は、恋人だった二人が夫婦になる大切な日。縁起のいい日に数えられる先勝は、お祝いごとをする日としても良いお日柄です。文字通り、先勝は勝負ごとにも強い日と考えられていて、入籍のように人生の大きな決断をする日にもふさわしいといえます。
先勝の日に婚姻届を出す場合、吉とされる午後2時までにすませると良いでしょう。

・結婚式
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入籍だけでなく、結婚式を行う日としても先勝はおすすめです。結婚式のスタートが午前中といわれる午後2時までであれば、披露宴が午後の凶の時間にかかっても気にする必要はないでしょう。
結婚式の日取りとして人気の大安や友引よりも、結婚式場の予約が取りやすかったり、式の内容について要望が通りやすかったりするケースも。吉凶の時間帯さえ気をつければ、先勝は狙い目かもしれません。

・お祝いごと
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先勝はお宮参りや七五三といったお祝いごとにもぴったりな日。一般的に、お祝いごとは入籍や結婚式と同様、大安や友引に行われることが多いですが、午後2時までは先勝も吉です。大切なお祝いごとは、縁起がいい午前中に行うことをおすすめします。

・引越し
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先勝は建築関係の吉日でもあり、新しい門出となる引越しにも適しています。素敵な毎日が過ごせるよう、引越しの日も縁起のいい日を選びたいですよね。引越しが決まっている場合は、午前中に作業をスタートすると良いでしょう。
また、結婚式の場合と同様に大安や友引の日が人気なので、先勝の日は予約が取りやすかったり、引越し料金がお得になっていたりすることも。事前に確認してみるといいかもしれません。

・納車
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安全に事故なく乗れるようにと、六曜を意識して車の納車日を決める人もいるでしょう。
先勝は新しくものごとをはじめるのに向いていて、納車をお願いする日としても良いといわれています。その場合、納車時間は縁起のいい午前中に依頼しましょう。
なお、午後6時以降は凶ではなくなりますが、外が暗い場合、車の色やキズの確認がしにくかったり、見通しの悪い夜道を運転したりしなければならないので、避けたほうが安心です。

・宝くじを買う
出典:PIXTA

賭けごとをする日にも良いとされる先勝。宝くじを購入予定の人は、先勝の日の午前中に行くのがおすすめです。凶となる午後2時~6時は避けたほうが無難でしょう。
ちなみに六曜の中で2番目に縁起がいい日とされる友引ですが「勝負ごとの決着がつかないため、良くも悪くもない日」という意味もあるそう。先勝と友引どちらが良いか迷うこともあるかもしれませんが、賭けごとのように勝負に勝ちたい場面では先勝が向いているといえます。

・葬式
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基本的に先勝はお祝いごとにふさわしい日とされていますが、午前中であれば葬式を行っても問題はありません。六曜は冠婚葬祭に深く関係しているイメージありますが、仏教・神道とは特に関係がないといわれています。

■先勝にやってはいけないこと

基本的に先勝にやってはいけないことはないですが、大切な行事などは吉とされる午後2時までを意識すると良いでしょう。
ただし、お通夜は避けたほうがいいと考えられる場合もあります。六曜は同じ順番で繰り返していくもので、先勝の翌日は友引です。つまり、先勝の日にお通夜を行うと友引の日に葬式をすることになります。友引は「凶事が友にまで及ぶ」と解釈されることもあるため、先勝のお通夜は、家族や親族、参列者などに配慮し慎重に決める必要があるのです。

■先勝はお祝いごとや行事を行うのにぴったりな日!前向きに考えよう

吉や凶といわれると、「大安のほうがいいのかな?」「友引と先勝、どっちがいいんだろう?」と、つい気になってしまいますよね。しかし、六曜を気にして行動を制限しすぎる必要はありません。先勝は、お祝いごとや大切な行事を行ったり、新しく物事をはじめたりするのにぴったりな日です。素敵な日が過ごせるよう、前向きに考えてみてくださいね。

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