「運動や食事制限をしているのになかなか痩せられない」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
きつい運動や大好きな食事を我慢するダイエットは、続けることがとても難しいですよね。
そこでおすすめなのが、ストレッチダイエットです。
ストレッチなら、簡単にできてしんどくもないので、無理なく続けられます。
当記事では、理学療法士が脂肪燃焼を促して効果的に痩せるためのストレッチをお伝えしていきます。
ぜひこの記事を参考にし、簡単ストレッチでダイエットをめざしましょう!
運動や食事制限しても痩せない人はストレッチ不足?!
「ストレッチでダイエット!?」と思われるかもしれませんが、ストレッチを継続していけば、うまく痩せることができます。
なぜなら、ストレッチを2~3か月続けると、からだの筋肉量が増えるからです。(=ストレッチの経時的効果)
からだの筋肉量が増えると、基礎代謝量が増えるので、脂肪燃焼にもつながり、続けることでより痩せやすい体質になれますよ。
ただし、ストレッチは、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動や筋トレなどと比べるとカロリー消費量は少ないため、効率的に痩せようと思ったら、やはり有酸素運動や筋トレをする方が効果的でしょう。
しかし、何ごとも継続できないと意味がありません!
まずはスキマ時間に自宅でストレッチから始めてみてください♡
なお、ストレッチをした直後は、伸ばされた筋肉の血流が良くなります。(=即時的効果)
筋肉の血流が良くなると、老廃物質が除去されたり、むくみが改善されたり、冷え性が改善されたりします。
ストレッチにはダイエット以外の効果もあるので、とってもおすすめです!
簡単!脂肪燃焼ストレッチのやり方
ここでは、ダイエットで実践していただきたいストレッチを3つご紹介します。
どれも簡単なので、ぜひ試してみてください。
と、その前に、ストレッチをするうえでのポイントをお伝えしておきましょう。
ストレッチをする際のポイント
- ストレッチは30~60秒かけてじっくり伸ばす
- ストレッチは反動をつけない
- ストレッチ中は息を止めない
この3点を必ず守ってストレッチを行ってください。
一般的によくされている「10秒ストレッチ」は意味がありません。
反動をつけずに、30~60秒かけてじっくり伸ばしていきましょう。
また、息を止めないことも重要です。
呼吸をしながらストレッチを行うことで、全身に酸素が行き渡りますし、呼吸が整うことで副交感神経が優位になり、リラックス効果も期待できますよ。
肩甲骨のストレッチ
まずは肩甲骨のストレッチです。
肩甲骨まわりには褐色脂肪組織(かっしょくしぼうそしき)という組織が存在しています。
褐色脂肪組織には脂肪を分解してくれる働きがあり、肩甲骨ストレッチで刺激を入れることで脂肪燃焼を促すことができます。
また、肩甲骨には肩こりの原因となる筋肉も付着しているので、肩甲骨ストレッチをすれば肩こりの解消にもつながりますよ。
肩甲骨ストレッチのやり方
- 上半身を丸めながら両手を前方に伸ばしていきます。
- 肩甲骨が前方に引き出されるのを感じながら、30~60秒キープします。
- 一度腕を降ろして休憩します。
- 今度は胸を張りながら両手・両腕を引いていきます。左右の肩甲骨を引き寄せるイメージです。
- 左右の肩甲骨で1本の棒を挟むように意識して、30~60秒キープします。
- 1~5を3セットほど繰り返します。
からだ反らしのストレッチ
床に寝転がってからだを反らしていくストレッチです。
お腹や胸の筋肉全体がストレッチされます。
からだ反らしストレッチのやり方
- うつ伏せに寝転がります。
- 両手をついて、背中を反らしていきます。お腹や胸が伸びていることを意識しましょう。
- できる方は、頭や首も反らして視線を天井へ向けましょう。
- 3の状態で30~60秒キープします。
脚のストレッチ
太もも裏にあるハムストリングスという筋肉をストレッチしていきます。
足がむくみやすい方におすすめのストレッチです。
ハムストリングのストレッチのやり方
- 立った状態で、足をクロスさせます。
- 両手で両足のつま先をタッチします。手が足につかない方は、できる範囲で構いません。
- 2の状態で30~60秒間キープします。
- 終わったら、クロスさせる足を入れ替えて同じことを行いましょう。