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SNSで話題の【#瓶ポカリ】レトロかわいい “映え”が環境問題を考えるきっかけに

  • 2023.8.18

大塚製薬が「瓶ポカリ」を販売する理由

ポカリスエット リターナブル瓶 250ミリリットル
ポカリスエット リターナブル瓶 250ミリリットル

スポーツ時や、真夏の水分・電解質補給に欠かせないイオン飲料。大塚製薬は、2022年7月から、返却・再利用をすることで何度も使用できるリターナブル瓶容器を採用した「ポカリスエット リターナブル瓶 250ml」を発売しています。

「ポカリスエット リターナブル瓶」は、近年の昭和レトロブームの影響もあり、SNS上で「デザインが良い」「夏っぽいエモい写真が撮れる!」「映える」と「#瓶ポカリ」を付けた投稿が相次ぎ、2023年も話題となっています。

「“映え”写真を撮るためにリターナブル瓶を手に入れた」という投稿も多い中、大塚製薬が、ポカリスエットをペットボトルや缶だけだなく、リターナブル瓶で発売することにした理由は何でしょうか。

また、発売からちょうど1年が経過していますが、どのような反響があったのでしょうか。

同社広報部の担当者に聞きました。

Q.「ポカリスエット リターナブル瓶」とはどのようなものでしょうか。ペットボトルや缶以外に「リターナブル瓶」を採用した理由は何でしょうか。

担当者「循環型社会の実現に向け、さまざまなアプローチの一つとして「リターナル瓶」を展開しています。大塚グループは、持続可能な社会の実現を目指す環境方針のもと、廃棄物ゼロ社会の実現を目指す『サーキュラーエコノミー』、持続可能な社会に対応した容器包装の使用を目指す『プラスチックビジョン2025』、新たな代替素材への対応や、再利用モデル容器を検討する『2030年目標』を掲げ、さまざまな取り組みを行っています。

その取り組みは、大塚製薬の国内全工場CO2フリー電力導入やオフィスのグリーン電力導入、ペットボトルの軽量化など、多岐にわたります。

リターナブル瓶とは、回収→洗浄→再利用という流れを繰り返す瓶のこと。『ポカリスエット リターナブル瓶』の販売は、環境配慮の取り組みで使われる3R(リデュース、リユース、リサイクル)のうち『リユース』(物を繰り返し使うこと)に位置付けられ、資源を有効活用することで『循環型社会』の実現を目指す取り組みの一つとなります」

Q.SNSで話題になるほどの「レトロかわいい」パッケージデザインですが、デザインに工夫した点を教えてください。

担当者「『リターナブル瓶』は、循環型モデル用に新たに開発した新デザインボトルです。ロゴデザインは、発売当初のポカリ缶を意識しています。瓶の色である“薄青色”にもこだわりました。また、瓶の設計については、複数回利用されることを想定した強度を求め、繰り返し運搬されてもロゴの印刷が擦れたり、削れたりしない様に工夫しています」

Q.「ポカリスエット リターナブル瓶」の発売開始から約1年が経過しましたが反響はありましたか?

担当者「発売後は、デザイン性を評価する声はさることながら、瓶という選択への新鮮さ、当社のチャレンジを評価いただく声もありました。また、インターネット・SNS上では、環境についてのコメント、議論も目立ちました。この製品の登場をきっかけに、何がエコなのかを改めて考える機会になったのかもしれません」

Q.知名度が高まる「瓶ポカリ」ですが、2023年はいつから入手できるのでしょうか?『ポカリスエット リターナブル瓶』の2023年の販売期間や返却方法を教えてください。

担当者「2023年は、4月より販売しています。取り扱いは、イオン、イオンスタイルでの一部店舗にて展開しており、昨年よりも取扱店舗数は増えています。飲み終わった瓶は、下記の『返却方法』の手順通り、イオン店頭のloop専用返却ボックスへ返却していただけます」

【返却方法】1、イオン店頭に設置されているLoop専用返却ボックスにてQRコードのシールを発行し、返却する使用済み容器に貼付。2、「Loopアプリ」をダウンロードし、返却する容器に貼付したQRコードをスキャン。3 、返却ボックスに容器を投入。4 、容器の回収をLoopにて確認後、購入時に支払った容器代をアプリ経由で返却。(約2週間後)

「瓶ポカリ」を通して大塚製薬が伝えたいこと

循環型社会の実現に向けて
循環型社会の実現に向けて
Q.「ポカリスエット リターナブル瓶」を通して、大塚製薬が若い世代の消費者に向けて伝えたいメッセージを教えてください!

担当者「若い世代の皆様には“新しいポカリスエット”として認識いただき、多くのポジティブな声をいただけたことをありがたく思っています。『ポカリスエット リターナブル瓶』を通してリユースの取り組みにチャレンジしていますので、ぜひ飲んで返却していただき、資源循環にご協力いただければと思います。

また、『ポカリスエット リターナブル瓶』のウェブ動画『スカフィンのうた』を新たに公開いたしました 。サステナビリティというテーマに、広い世代の方々に興味をもってもらうため、リターナブル瓶を擬人化したキャラクターが登場する切り絵アニメーションで制作しています。循環型社会実現に向けた、容器包装や回収システムの開発などの取り組み、そして『未来のために今できることを考えよう』という思いを知っていただくために制作したので、より多くの皆さまに見ていただけたらと思います」

(LASISA編集部)

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