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夏の水分補給に。おいしく熱中症対策できるドリンクレシピ

  • 2023.8.18
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夏にちょうどいい水分補給とは?

暑い夏は、汗をかく分しっかりと水分を補給しなければと心掛けて、意識的に水分摂取をしている方も多いはず。でも実は、それが「水分のとりすぎ」に繋がっているかも⁉

夏に感じる不調の根本的な原因でダントツに多いのが、実は水分のとりすぎなんだそうです。水分をとりすぎると胃腸不調の原因となります。胃腸は体の土台なので、胃腸が不調になると体のあちこちに不調が出てしまうんです。

では、ちょうどいい水分補給とはどのくらいなのでしょうか?

体の状態によって適切な量は違うので、一概にこのくらいと言うのは難しいのですが、意識してほしいのは「がぶがぶ飲まない」ということ。

一気に水分が流れ込むと胃の負担になってしまうので、口を潤す程度の少しの水分をちょこちょこ摂取する飲み方がおすすめです。

がぶがぶ飲みたくなっちゃう……という方もいらっしゃるかと思いますが、実はそれこそが体が潤い不足であるという状態の表れ。潤いを補う食べ物で、体を整えることが大切です。

養生ドリンクレシピ

熱中症対策のためにも欠かせない夏の水分補給。

そこで今回は、ほてった体の熱を冷ましたり不足した潤いなども補ってくれる夏にぴったりのドリンクレシピをご紹介します。

おいしく、そしてしっかりと熱中症対策をして夏を乗り切りましょう!

すいかトマトジュース

熱中症になりそうな猛暑日のためのドリンクレシピが「すいかトマトジュース」。

すいかは体の熱を冷ます効果がとても強い寒性で、暑気あたりの改善効果や、渇きを止める効果、利尿作用もある食材。

そして、トマトも涼性で潤い食材。飲むとスーッと熱が抜けていき、のどの渇きも素早く癒されます。トマトのリコピンが紫外線から肌を守りつつ、すいかに含まれるシトルリンが血流を促すのでシミ対策にも効果的。夏の肌ダメージもケアできるうれしいドリンクです。

作り方

すいか100gの果肉を取り出し、種を除く。トマト100gを湯むきし、すいかと共にミキサーにかけるだけ。
※体が冷えているときや、お腹がゆるいときは控えましょう。

暑さでほてる日に「マンゴーラッシー」

寝るときに、体がほてって布団から足を出したい、冷たい壁に触れたい、ほてりが気になってなかなか寝付けない。そんな潤い不足のほてりちゃんは、「マンゴーラッシー」を飲みましょう。

マンゴーとヨーグルトの2つの食材が潤いを生み出し、体の余分な熱を冷ましてくれます。

常温で飲むことで、お腹は冷やさずに体を潤すことで余分な熱を鎮静できますよ。

作り方

マンゴーの皮をむいてカットし、ヨーグルトと一緒にミキサーにかけるだけ。さっぱりと飲みたいときはレモンを少し絞って入れてもOK。
※ むくみ、だるさがあるときや、お腹がゆるいときは控えめに。

ジメジメと暑い日に「生メロンソーダ」

雨の後のジメジメと蒸す日の重ダルに「生メロンソーダ」を。

メロンは、体の余分な熱を冷まして体液を生み出し、利尿作用も。炭酸にはイライラ解消や胃腸を元気にする効果もあるので、食欲がないときにもおすすめですよ。

作り方

メロンの皮をむいてカットしてミキサーにかけ、炭酸で割る。

冷たいもの食べた後は……

養生的には夏でも冷たいものはなるべく控えたほうがいいと言われても……やっぱり夏はよく冷えたドリンクやアイス、かき氷などを楽しみたいですよね。

冷たいものをたべた後には、体を温める効果のあるホットの紅茶を飲めば、お腹の冷えっぱなしを避けることができます。

好きなものは罪悪感なしに楽しみつつ、しっかりと体もケアしてあげたいですね。

記事監修・レシピ考案:国際中医薬膳管理師 久保奈穂実

国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行う。女子美術大学造形科卒業。芸能・音楽活動を行い、ハードな生活で身体のバランスを崩す。漢方薬に助けられた経験から興味を持ち、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。SNS にて発信するやさしい養生知識や、カンタン薬膳レシピが大人気。総フォロワー約9万人。

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