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「いいじゃん、貸してよ♪」【借りパク常習ママ】→ 私「そのダイヤは特別なの!」と言うと豹変!!

  • 2023.8.18

人にものを借りて返さない人って結構いますよね。借りパクは物が何であれ、様々なトラブルの原因になります。今回は意外なものを借りパクされそうになった経験のある私の知人、Yさんのお話です。

画像: ftnews.jp

ご近所の借りパクママ

Yさんの家の向かいに住んでいる、ママ友のOさんは近所でも有名な借りパクママでした。いつも誰かの身に着けているものや持っているものをじろじろと見て、「ねえ、それちょっと貸してくれない? 今度同窓会があるから着けていきたいの」というのがOさんの口癖です。

「いいわよ」と貸したが最後、それはもう二度と戻ってはきません。そんな借りパク癖のせいでOさんはご近所のママ友からは少し距離を置かれていましたが、子ども同士は仲が良いのでYさんも様々な集まりでOさんと顔を合わせることに。

ある日、Yさんがママ友たちと子どもを連れてファミリーレストランでランチをしていると、誘われてもいなかったのにOさんも一緒に着いてきました。
「ごめんね、なんか断り切れなくて」
1人のママ友が申し訳なさそうに言いました。
「いいよいいよ、子どもたちは喜んでるし」
実際Oさんの子どもはとても優しい良い子で、子どもたちの間でも人気者でした。

大事なダイヤのネックレス

「ねえYさん、そのネックレスってダイヤ? 素敵ね」
OさんがYさんの胸元で輝くネックレスを見て言いました。
「ああ、これ? まあ、ダイヤかな…… 」
「やっぱりダイヤよね、素敵だわ! もっとよく見せて」
Oさんが手を差し出してきたので、Yさんは仕方なくネックレスを外して渡しました。それはとても大切なネックレスで、Yさんが肌身離さず身に着けているものです。

「ねえ、これ貸してくれない? 今度同窓会があるから着けて行きたいの」
OさんはYさんの許可もなく、ネックレスを自分の首につけてしまいました。一体何回同窓会があるんだよ!?と聞きたい気持ちを堪え、Yさんは言いました。
「ごめんね、それはとっても大事なものだから貸せないの」
「えー、旦那さんに貰ったからつけてないとうるさいとか? そんなの適当に言い訳しといたらいいじゃん! ねえお願い、このネックレスも私がつけた方が似合うって言ってるよ」
Oさんは無茶苦茶な理屈をつけて、ネックレスを外そうとしません。

ダイヤの正体は・・・?

「あのね、そのネックレス…… 母の遺骨ダイヤなの。だから貸せない」
Yさんがそう言うと、Oさんの表情が凍り付きました。
Yさんは数年前に実のお母さんを亡くし、実家が遠方でなかなかお墓参りに行けないのでその代わりにと、遺骨をダイヤに加工してもらって身に着けていたのです。それはOさん以外のママ友は全員知っていたことでしたが、Oさんは初耳だったのでとても驚いたようでした。

「何それ、気持ち悪い!」
Oさんはそう叫んでネックレスを外し、Yさんに投げつけました。突然のことで受け止めきれず、ネックレスはYさんの指をすりぬけて床に落ちてしまいました。
「ちょっと、何するの! この人でなし!」
声を上げたのはYさんではなく、その場にいたママ友でした。
「そうよ、Yさんに謝りなさい! じゃなきゃもうあなたとは2度と口をきかないから!」
Oさんはママ友たちの剣幕にあっけにとられ、何も言えなくなってしまいました。

借りパクママに一斉攻撃

「だいたいあなた、貸してっていって返してくれたことないじゃない! このネックレスも借りパクしようとしてたんじゃないの?」
「借りパクって、そんな…… 」
「人から物を借りて返さないのは借りパクよ! 私が貸したスカーフとブローチ、早く返してよ!」
「私はバッグと真珠のイヤリングよ、早く返して!」
どうやらOさんはかなり高価なものを借りパクしていたようで、ママ友たちに口々に責められていました。

それをよそにYさんは落ちていたネックレスを拾い、傷がないかを確認していました。幸いどこにも傷は見られませんでした。
「良かった…… 」
Yさんはほっとして再びネックレスを身に着けました。

「Yさん、ごめんなさい。そんな大事なものだとは知らずに…… 」
皆に責められ、すっかり小さくなってしまったOさんは涙を浮かべてYさんに謝罪をしました。
「許さないわ」
「ええ!? じゃあ、どうしたらいい?」
Yさんは今回のことを許す代わりに、皆に借りたものをすぐ返すこと、そしてもう借りパクはしないことをOさんに約束させました。

その後、Oさんはママ友の家を一軒一軒回って借りていたものを返したとのことです。

物の貸し借りはトラブルの元ですから、あまり大切なものは人に貸さない方が良いかもしれませんね。

ltnライター:緑子

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