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「結婚直前でしたが別れました…」男性がドン引きした「彼女の非常識な行動」

  • 2023.8.17

実家暮らしの女性が、今都内を中心に増えています。事情は人によって異なりますが、実家暮らしは時に男性から「ドン引き」されるケースも少なくありません。全ての女性が問題とは思いませんが、今回は過去に男性から聞いた、実家暮らしだからこそのドン引きエピソードとともに、実家暮らしの問題点を3つ解説します。

「実家女子」ってホントにダメ? 男性から見える印象、ダメな要素とは

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 236

近年増える、大人になっても実家暮らしを続ける「実家女子」。収入や家庭環境など事情はいろいろあるでしょう。全ての「実家女子」が悪いとは言いませんが、一方で婚活や恋愛を考えると、男性からあらぬ先入観を抱かれ、印象を悪くする可能性を秘めています。

今回は男性から実際に聞いた「実家女子」のヤバいエピソードを交えつつ、どんな先入観を抱かれるリスクがあるかを紹介します。

実家に3万入れてドヤ顔! 自立を理解できないズレた金銭感覚

実家住まいと一人暮らしによって起きるズレの1つが、金銭感覚だと言われています。
実家であれば、住居費や光熱費といったものの負担が減り、また食費の負担も違うことが多いでしょう。そのメリットを活かし、貯金をしたり、やりたいことに注いだりするのも1つの選択です。

ただこうした恵まれた状況は、一人暮らしをしている人からは、「自立していない」といった印象につながるケースもあります。A子のケースも、そうした勘違いが引き起こしたものでした。

A子は都内の実家に住み会社員として働いていました。利便性からも一人暮らしは考えていなかった彼女。ある日婚活中に出会った男性から「実家暮らしで生活力がなさそう」といった理由から、断られるシーンがありました。

A子はこれに対し「でも家には毎月3万円を入れて仕事もしているんだから、ちゃんと自立している」とドヤ顔をしたそうです。男性いわく、A子は3万円を入れてはいるものの、家事は全部親まかせ。単純に生活が楽だから暮らしているだけのようで、デート費用などの金銭感覚もズレを感じていたようです。

「お金を入れているのは確かに偉いのかもしれないけど、3万円でドヤられても…やっぱり金銭感覚がズレていることが証明されたなって印象です」と彼は話します。

ちなみに3万円は、都内1人暮らしの家賃にも満たない金額です。
一人暮らしと同じくらい金銭的な苦労をしろとは思いませんが、自分の生活と相手の生活の水準にズレがあるかも、という認識のなさが、相手のドン引きを誘ったのかもしれません。

仲が良すぎて彼ドン引きも「向こうがおかしい」の一点張り

実家暮らしを選択する理由に、親子がずっと仲が良いというものがあります。
B子は母親といわゆる「友達親子」のような関係で、どんな悩みもまず親に相談するし、休日も一緒に出かけることが多い仲良し親子でした。

そんなある日、B子には結婚を考える彼ができたそうです。母親のアドバイスも聞きながらB子は交際を続けていたようですが、いざ結婚の話が具体的に出ると、彼女と彼の間にはズレが生まれたといいます。

「B子は常に『親に相談するから』とか『お母さんが~』といった親ファーストな答えが目立ちました。例えば、指輪のこととか、住まいのこととかについてです。新たな生活に母親が介入してくる感じがして、僕にとっては違和感がありました」

彼がB子に合わせることで話は進んでいったそうですが、ある日2人は些細なことから大喧嘩に発展したそうです。するとB子は実家に電話。すぐに母親が仲裁に飛んできたとか。
「母親が来たことで、2対1の構図になり、2人から『いかに僕が悪いか』といった話をされました。なんだかそれを見て、結婚してもずーっとこの感じが続くのかと思ったら面倒だなと思い冷めてしまい、結婚直前でしたが別れることにしました」

ちなみに離婚理由の1つには、義実家との不仲をあげる人も多いです。今回のケースのように、夫(彼)<親、の構図が強くあると、男性側から自分をないがしろにされていると感じ、気持ちが冷えていくケースは少なくありません。
実家暮らしに限ったことではありませんが、親との仲が良すぎるのも時として問題です。

親の発言に右往左往! 共依存親子のヤバさ

最後は、いわゆる“毒親”のにおいも感じる親子関係の問題です。
C子は実家暮らしを続けながら働いていましたが、その理由は「親が怒るから」「危ない」というモノだったそうです。
C子の親は、いわゆる子どもを手の届く範囲に置きたいタイプだったようで、住まいや仕事、将来に関しても、いろいろ辛辣な口出しをしては、C子のやる気を削ぐことが多かったようです。
そんなC子にも彼氏ができたことがあったようですが、ほどなくして、彼がドン引きするようなことがいくつもあったと言います。

「結婚の挨拶まではいきませんが、C子の親と食事をしたことがありました。そしたら母親から、『結婚を考えるなら兄が先なので順番は守るように』『入籍日は吉日などもあるから、こちらに相談するように』『できるだけC子実家宅の沿線に住むように』など、ちょっと意味がわからないことをいくつも言われました。それに対して、C子に後日聞いてみたら『うちの親はいつもあんな感じだから』と、諦めモードというか、こちらがおかしさを訴えても、全部退ける感じです」

その後C子と親の関係を聞いていくと、どうやら両親は小さい頃から教育熱心がいきすぎるタイプで、長年C子に支配的な態度を取っていたといいます。従順だったC子は、親の手を離れるといった選択を取らずに今に至るようです。

「C子はいい子でしたが、結婚したらあの親が常に口出ししてくると思うと、トラブルが予見できました。いろいろ考え、タイミングもあって別れることにしましたが、C子自体は嫌いになったわけではありません。元気に幸せになってくれたらと、今も思っています」

C子のように、親と癒着関係や共依存にも似た状態を大人になっても続けている人は一定数います。多くは実家暮らしを続けており、結婚したとしても、実家の意見を起点とした結婚生活に切り替わるだけのケースを耳にします。

これを良しとするか、問題とするかは男性の価値観にもよりますが、一部の男性からはドン引き案件であることは認識しておいた方が良いでしょう。

実家暮らしによるドン引きエピソードを3つご紹介しました。他にも「家事がまったくできない」「収入を全額推し活に使う」「遊ぶお金が足りず、自分の給料と合わせて今もお小遣いをもらっている」「さんざん実家を頼っておきながら親の老後話はトンズラ」など、実家暮らし女子のトンデモエピソードは多数あります。

全ての実家暮らし女性がこうではありませんが、恋愛で知り合う男性からは、こうした女性達と一緒くたに考えられるリスクがあることは覚えておきましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

©fizkes/Gettyimages

文・おおしまりえ

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