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深夜に部屋に侵入した男は…彼氏?警察官の推理にゾッとさせられた話

  • 2023.8.17

このお話は、著者・加藤かと(@kato_usausako)さんが大学生のときの体験談です。新しいアパートへ引っ越しをし、数か月たったころ。深夜に、見知らぬ人に部屋へ侵入されてしまいます…。すぐに警察へ通報。現場検証を終え、被害届を作成するために、警察署へと移動します。『本当にあったちょっと怖い話』をダイジェスト版でごらんください。(この漫画には女性を狙った犯罪の描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。)

まさか恋人が疑われるなんて…

ある日の深夜、見知らぬ人に部屋へ侵入されてしまった かとさん。当時、かとさんはアパートで1人暮らしをしていました。

被害届を作成するために、警察署へ案内されると、刑事さんから耳を疑ってしまうようなことを聞かれます。まさか、恋人が疑われてしまうなんて…。必死に否定しますが、最後は刑事さんに言われた通りに、恋人の勤務先や連絡先を開示しました。

やっと、聞き取り調査が終わり、1人暮らしのアパートへ戻ります。ですが、事件があった直後の部屋で過ごすのは不安なもの。両親へ、連絡します。

すぐに駆けつけてくれた両親

事件に巻き込まれたことを伝えると、すぐに両親が駆けつけてくれました。そして、引っ越しの準備を始めます。事件があった部屋に、住み続けるワケにはいきませんからね。

被害にあったあと、警察が近所のパトロールを強化してくれていました。ですが、残念ながら、犯人につながる手がかりは見つかっていません。

そんな中、かとさんは、あることに気づきます。

犯人に…似ている気がする?

同じアパートの住人とすれ違い、あいさつを交わした直後、犯人に「似ているかも」と感じた かとさん。ですが、証拠は何もなく、直感でしかありません。気づいたことを警察へ連絡するかどうか迷いますが、刑事さんの顔が浮かび、電話する決心をしました。

今回、1人暮らしの部屋に、見知らぬ人が入ってくるという恐怖体験をしてしまった かとさん。まさか、自分の身に降りかかるとは、想像していませんでした。

警察での事情聴取では、恋人が疑われてしまいます。ですが、アパートの住人が犯人なのかも…。犯罪者は、意外と身近なところに潜んでいると思うと、とてもゾッとするお話でした。

『本当にあったちょっと怖い話』の著者である加藤かとさんは、この漫画にこめた思いについて以下のようにコメントしています。

「この漫画を描いたのはもう2年以上前なのですが、私のような思いをする人が1人でもいなくなれば、と注意喚起の意味も込めて自身の体験を漫画にしました。

性犯罪は身近にひそんでいます。私は「まさか」変質者が入ってくるなんて思いもせず、「つい」施錠を忘れて寝てしまったところに侵入されてしまいました。
こんなドラマみたいなことが自分に起こるなんて思いもよらず、少しの油断が被害につながったのかもしれないと思っています。

この事件は犯人を示す証拠が少なく、誰も捕まらないまま終わりを迎えました。
事件から20年近く経ち、犯人はこのときのことなど気にもせず、幸せに暮らしているのでしょうか?
しかし被害者である私は、今でもはっきりと当時の恐怖を思い出します。
この漫画を読むことで、こうした事件が「何もされなくてよかったね」で終わらないということについて、みんなで考えるきっかけになればうれしいです」

この漫画は犯罪被害体験談を紹介したものです。このような被害に遭っている、あるいは遭った経験のある方のために、内閣府の男女共同参画局では『性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター』を設置しています。

自治体によってはこのほかにも犯罪被害者支援センターを設けている場合があります。必要に応じて相談をご検討ください。

著者:ももこ

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