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「太陽光発電パネル」、業者によって100万円以上損するかも?

  • 2023.8.17
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電気料金も上がっているなか、太陽光発電パネルを自宅に取り付けることを考えている人も多いでしょうが、費用は依頼する業者によって大きく変わるので注意が必要です。

■太陽光発電システムの設置費用の相場は?

太陽光発電には、ソーラーパネルやパワーコンディショナー(変換器)などが必要で、大きさや設置条件などにもよりますが、家庭用で設置される規模は3〜5kWとされ、設置費用の目安は80万円から130万円ほどといわれます。

費用を左右するのがパネルの大きさ・枚数です。容量が大きければ発電量が増えますが、設置費用もかかります。

3kWから5kWと言われても、なかなかピンとこないかもしれません。1kW(1000W)はどれくらいかというと、生活家電の消費電力は、冷蔵庫で150〜600W、洗濯機が500W、電子レンジが1300W(1.3kW)などといわれます。1kWの電力を1時間使ったときの電力量が1kWhで、電気代はだいたい30円程度です。

自宅で使っている毎月の電力量と、設置費用を比べて、どれくらいで元が取れるか計算して決めることになります。

■相見積もりを取って比べること

太陽光発電の設置を検討するのなら、少なくとも3〜5社くらいの見積もりを手に入れて比べたほうがよいでしょう。

見積もりを取る際の注意点は、パネルのメーカーを限定しないことです。太陽光パネルを発売しているメーカーはいくつもありますが、重要な発電量についてはメーカーが変わったとしても大差ありません。

そして、設置業者によって、取り扱いの得意・不得意があります。見積もり結果がリーズナブルな業者が得意とするメーカーの設備をお願いしたほうが、安くあがります。

相見積もりを取る方法は2つあり、1つはネットで調べてそれぞれ業者に直接頼む方法、もう1つは一括見積もりサイトを通じて依頼する方法です。前者は面倒ですが、地元の業者などを選べます。後者は楽に複数から連絡がきますが、営業電話がたくさんくるかもしれません。

■都内でパネルを設置したある男性のケース

最近、首都圏の一戸建てに太陽光発電システムを設置した人によると、総額は230万円かかったそうです。内訳は5kwの太陽光パネル100万円、蓄電池が130万円です。

相見積もりを取った際、次のとおりだったそうです。

A社 335万円
B社 280万円
C社 230万円
D社 245万円

特にメーカーを指定せず、自宅の屋根に取り付けられるスペックで依頼した結果、業者によってバラツキがありました。A社の見積もりだけで契約していたら、最安のC 社よりも105万円高かったことになります。

■補助金がないか調べる 東京都なら上限45万円も?

太陽光発電の導入費には、住んでいる自治体から補助金が出るかもしれないので、自治体のウェブサイトを確かめましょう。都道府県だけでなく区市町村でも制度がないかチェックしましょう。

たとえば東京都の補助金は、新築住宅の場合は発電量1kWあたり12万円(上限36万円)、既存住宅に設置する場合は発電量1kWあたり15万円(上限45万円)です。

文/編集・dメニューマネー編集部

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