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同級生の兄に傷つけられた三男、兄弟それぞれの考察|三男が学校で初めて泣いた日

  • 2023.8.16

この漫画は、安田ふくこ(@3kyoudiary)さんの三男のケイ君が経験した、小学校でのでき事についてです。帰宅前のケイ君を、クラスメイトのSさんの兄が呼び出し、Sさんに嫌がらせをしていることから謝るように迫ったのです。ケイ君は身に覚えのないことだったので否定しますが、Sさんの兄は話を一切聞かないままケイ君に謝罪を要求。恐怖と混乱で、言われるがままSさんに謝ったケイ君でした。『三男が学校で初めて泣いた日』第8話をごらんください。

ハル君の絶妙な例えで、事の重大さも感じられましたが、張りつめた緊張が少しほぐれましたね。さすがお兄さんです。Sさんのお兄さんも、ハル君と同じように兄弟を心配する気持ちは同じだったことでしょう。しかし、本当のことを確認もしないで謝罪させることは、何も解決になりませんね。

「子どもの糧になる解決」のために親ができることを考えよう

小学校で同じクラスの女の子に対し、いじわるをしたと決めつけられ、トラブルに巻き込まれたケイくん。話を聞くうちに、相手の子の親・兄までが、ふくこさんの知らないところでケイくんを呼び出して責めていたことが判明します。

世の中に色んな考えを持つ人がいて、同じ年の子を持つ親同士でさえ、子どものトラブルへの対応スタンスが違いますよね。さらに子どもの特性、家庭環境、子ども同士の関係性など多くの要素が混じり合い、スムーズに解決とはいかないことも。

もしわが子がトラブルの当事者になったとき、まずできることは、子どもの話をしっかり聞くこと。そして漫画からわかることは、いきなり相手を責めず、学校に確認を取ることも重要だということです。一方の話だけでは、見えていない背景がありますよね。

子どもを守りたいという親の気持ちが、余計にトラブルを複雑にし、本質を見えにくくするのは残念なことです。一方的な主張をしたり、親の立場を守ったりすることよりも、子どもたちにとって良い解決策を見出す姿勢を持つことが大切ですよね。起きてしまったことは受け止め、その上でわが子も相手の子も成長できるようなサポートをすることが、親ができることなのではないでしょうか。

著者:ume

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