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絵本なんて必要ナシ!? ママのスタイルに合った「ラクな子育て」のススメ

  • 2015.12.27
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【ママからのご相談】

4歳の男の子の母です。私は親がやれることは子どもに何でもしてあげたいと思っています。

しかし、うちは共働きでなかなか子どもと向き合う時間がありません。仕事から帰れば今度は家事が忙しく、 寝る前に本を読んであげようと思っても私が寝落ちしてしまうことが多いです。最近、子どものことを考えすぎて疲れてきました。

●A. 一般的な子育て論から一度離れてみましょう。もっとラクで自分のスタイルにあった子育てができるようになります。

ご相談ありがとうございます。ママライターのみいゆです。

育児書には「○○をやってあげましょう」とたくさん書いてありますが、正直その全てを子どもにやってあげるのは難しいと思います。

特にご相談者様はお仕事をされているということなので、子どもとの時間はそれを満たすのには全然足りませんよね。

しかし、育児書通りに完璧にこなさなくても、子どもはきちんと育ちます 。

竹内エリカ氏の著書『「自分でやる」と言える子に育てる本』を参考に、もっと楽に子育てができる方法を紹介します。

●ラクな子育てが子どもを伸ばす

竹内氏の著書には、子どもがこうあることがもっとも大切だという記述があります。下記のことがバランスよく備わっている子は健全だそうです。

・あそぶ子(コミュニケーション能力)

・いっしょうけんめいな子(意欲)

・うんどうがすきな子(身体能力)

・えがおの子(自信)

・おはなしがすきな子(知性)

もし、「子どものしつけがなかなかできない」「子どもと関わってあげられる時間があまりない」と悩むお母さんたちは、自分のお子さんにこれらが備わっていればあまり気張らなくても大丈夫でしょう。

ラクな子育てでお母さん自身が自然体でいること が、子どもにとって一番大事なことなのです。

●「絵本は大事!」から解き放たれましょう

子育ての話になると必ず“絵本の大切さ”の話題になりますよね。

確かに、絵本の読み聞かせは言葉の発達や感性を豊かにするためにとても大事なことです。

しかし、これを毎日続けることは意外と難しいと感じているお母さんもいるのではないでしょうか。

竹内氏は絵本を読んであげるという親子のコミュニケーションについて、

『アタッチメント(密着)を大切にしたいなら、絵本を読む以外にも手段はたくさんあるはずです。子どもの心を豊かにしてあげたいと思うなら、子どもに語りかければいいのです』

と言っています。

子どもとの会話なら食事の準備をする間や、お風呂の時間など何かをしていてもできることですね。

「この時間は必ず子どもと会話する」などという決まりを自分で作っておけば、そこに絵本を介さなくても、子どもはお母さんとの会話からいろんなことを学んでいきます 。

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お母さんが忙しくしていても、いつも笑顔でいれば子どもはすくすく育ちます。逆にお母さんがいろんな子育て論にとらわれてイライラしていると、子どももマイナスな方向に向かっていくでしょう。

自分にできることだけを精一杯やることが一番最適な子育てではないでしょうか。

【参考文献】

・『「自分でやる」と言える子に育てる本』竹内エリカ・著

●ライター/みいゆ(ママライター)

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