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BLACKPINKは良くも悪くも最大のリスク…YGエンタ第2四半期も好実績、今後はTREASUREに期待大

  • 2023.8.15

韓国の大手芸能事務所YGエンターテインメントが第1四半期に続き、第2四半期もBLACKPINKのワールドツアーのおかげで市場期待値を上回る好実績を記録した。

第3四半期までBLACKPINKのツアーが進行されるのだが、いずれもスタジアム級の公演であるため、さらなるサプライズを期待しても良いという業界の評価まで出ている。

YGエンターテインメントの第2四半期の実績は、売上高1583億ウォン(約158億3000万円)、営業利益289億ウォン(約28億9000万円)を記録し、営業利益基準の市場期待値(228億ウォン、27%)を上回った。

好調の要因は?

教保証券のパク・ソングク研究員は好実績の主な要因として、①日本地域を含むBLACKPINKのドーム/スタジアムコンサートが多数認識されてレバレッジ発生、②これにともなうグッズ売上が市場予想を上回り、③YGインベでその他の営業損益29億ウォンに寄与したためだと分析した。

(写真提供=YGエンターテインメント)BLACKPINK

主要部門別の売上高は、「アルバム/DVD」がBLACKPINKの71万枚、TREASUREの7万枚が反映され62億ウォン(+113.6%)。「コンサート」が BLACKPINKのその他の海外地域コンサート12回(39万人)およびコーチェラ出演、TREASURE の8回(8.6万人)が反映され、312億ウォン(+681.0%)。「ロイヤルティー」がTREASURE/BLACKPINKのその他の海外地域公演MD売上と第3四半期認識を予想したBLACKPINK日本コンサートが反映され、205億ウォン(+630.9%)などを記録した。

YGエンターテインメントのアーティストが多様化し、速度が出たことも収益性の改善に一役買っている。TREASUREのカムバックが8月から7月に繰り上げられ、新ガールズグループBABYMONSTERのデビューが9月に予定されている。BLACKPINKのゲームOSTが発売されるなど、漠然と待たなければならなかった過去とは異なり、IP稼働率が拡大して構造的な改善を見せている。

パク研究員は「7月28日に発売されたTREASUREの2ndフルアルバムの9日間の販売量が180万枚(サークルチャート基準)で前作の初月販売量の3倍を達成した」とし、「過去の低成長フレームから抜け出した」と分析した。

(画像提供=YGエンターテインメント)TREASURE

また9月にデビュー予定のBABYMONSTERは、デビュー以前からYouTubeチャンネル登録者300万人という点で、デビューアルバムの初動販売量が大いに期待できるという点も付け加えた。目標株価は10万2000ウォンを提示した。

だがBLACKPINKはYGエンターテインメントにとってチャンスであり、“危機”でもある。

ハンファ証券のパク・スヨン研究員は、「最近までも会社(YG)株価に最も大きな影響を及ぼす要素は、実績よりも核心IPであるBLACKPINKの再契約」とし、「依然として会社最大のUpside RiskとDownside RiskはBLACKPINK』解釈されているため」と指摘した。

実際に第3四半期の業績の可否も、BLACKPINKのワールドツアーの収益性にかかっている。

それでも最近、TREASUREの躍進のおかげで、BLACKPINKの再契約に対する関心がやや減った。パク研究員は下半期の展望資料で、TREASUREが会社株価のトリガーとして作用する可能性があるという意見を提示した。

(画像提供=YGエンターテインメント)BABYMONSTER

パク研究員は「7月にフルアルバムでカムバックしたTREASUREは、サークルチャート基準販売量約157万枚を記録し、前作比でアルバム販売量がダブルアップ以上に成長した」とし、「9月からは東京ドームをはじめ20回のファンミーティングを進行する。日本中心の本格的なファン拡張期に突入したことが確認できる部分」と説明した。

BLACKPINKの再契約、再契約イベント後のIP活動性の程度に対する論争と戦いながら、同社の株価は上昇の流れに乗った。ハンファ証券のパク研究院は目標株価を9万9000ウォンに設定した。

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