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「イヤだあぁぁぁッ!!」【ダンスが苦手な年少の息子】→ 幼稚園の先生に支えられ、3年後?

  • 2023.8.15

子どもが幼稚園や保育園に入園すると、他の子どもとの差に愕然としてしまうことがありますよね。でもどうか焦らないで。私が3年間の幼稚園生活で学んだのは「子どもは成長する力がある」ということでした。

画像: ftnews.jp

私の息子は発達ゆっくりの凹凸君

私の息子は発語が遅く、2歳から発達相談を受けていました。その後の発達検査で得意不得意の差が大きいことが判明。とくにお遊戯系が壊滅的で、ダンスやラジオ体操的なものには一切興味を示しませんでした。

しかし、幼稚園に入園するとお遊戯はつきものですよね。お遊戯系の時間、息子はほぼ棒立ち状態。運動会のダンスでは泣きながら自分がいるべき場所に立っているのが精一杯でした。作業療法を受けるほど不器用で、手足の連動が苦手な息子にとって、お遊戯は「わけのわからない苦痛な時間」だったのでしょう。

年少のお遊戯会は泣かずに最後まで舞台に立てた!

しかも不安が強かった息子にとって、わけのわからない時間は不安でいっぱいです。最初は泣いてばかりいました。それでも、根がとっても真面目な息子は離脱せず、指示された場所にい続けようと努力します。私も息子が「お遊戯が嫌でサボっているわけではない」ということを幼稚園に説明し続けました。

幼稚園の先生方はとても優しく、そして息子の特性を理解してくれました。冬のお遊戯会では、息子に負荷がかかりすぎないようまずはお友達のお遊戯の見学から開始。私にお遊戯の音楽を教えてくれ、家で息子に聞かせて馴染むように連携を取りました。そして、無理なく少しずつ丁寧に教えてくれ、お遊戯会本番では泣かずに最後まで舞台に立てたのです!

元気に踊るお友達の横で棒立ちでも、ポジション移動はしっかりできていた息子。私は夫と「泣いてない!」「移動できてる!」と喜びを分かち合いました。

年中で小さくだけど確実に踊れた!!

そして年中のお遊戯会。息子の特性をすっかり理解した幼稚園側は、より一層丁寧に指導してくださいました。「少しずつ踊れてますよ!」と私にも声をかけてくれる担任の先生。私も張りきらないわけにはきません。サビの部分の振り付けだけ教えてもらい、息子と一緒に家でも楽しく練習しました。

お遊戯会本番はドキドキです。幕が上がると、息子はニコニコ笑顔でした。それだけでも泣きそうなのに、小さくだけど確実に踊っているのです! 夫と「これ、もう絶対踊れてるよね!?」と確認し合う私。何より、最後まで笑顔の息子が最高に可愛かったです。

年長で完全に踊ってるーーー(号泣)!!!

そして迎えた年長のお遊戯会。安心して見ていられるほど息子は成長しました。もちろん、上手なお友達と比べたら、全然踊れていないという評価でしょう。しかし、3年間見守ってきた私には、昨年よりも上達して一生懸命踊る息子の成長がとてもまぶしく感じました。

思わず号泣する私に、担任の先生は気付いていたのでしょう。帰りに息子を引き渡す際「頑張りましたね!」とめちゃくちゃ褒めてくれました。

理解あり優しく寄り添ってくれる皆様に感謝!

3年越しの成長は幼稚園の先生や友達のお陰です。スローステップで寄り添ってくれ、他の子どもとの比較ではなく、息子の成長を感じ取ってくれ、その場に合わせて臨機応変に指導してくださり感謝しかありません。

現在息子は小学4年生。得意不得意の差はあるものの、先生と連携を取りながら楽しく小学校に通っています。入学したてのころは小学校で泣くこともありましたが、随分たくましくなりました。困ったときは自分から先生に言えるほどに成長! ただ泣くことしかできなかった幼い息子は日々成長中です!

我が子が大切だからこそ、育児中は焦った気持ちになる日もありますよね。でも、何年後かに振りかえると、そんな日々が懐かしく思えるかもしれません。子育ての悩みは尽きませんが、今目の前にいるお子さんのかわいさをどうか堪能してくださいね。

ftnコラムニスト:ききた

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